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ポスト・パンデミック、ベトナム人学生の海外留学が増加
<写真:VN Express>
新型コロナウイルスによる恐怖の長期待機を経て、多くのベトナム人が再び海外留学へと向かっている。
ホーチミン市3区在住のフックさんはグエンティミンカイ高校に在籍する息子に、ベトナム国外で高等教育を受ける機会を与えることを決意している。
フックさんの息子であるミンさんによると、45人のクラスメートのうち15人以上が卒業後に海外留学する予定で、既に半数近くが留学する国や学校を決めている。
ポスト・パンデミックの時代に入って各国が留学生を呼び戻そうとする中、ベトナム人学生の海外留学への関心は再びピークに達している。
パンデミック時には留学制度が停止したため、学生は入学の延期や休学、オンラインコースに通う等をしながら学校の再開を待つしかなかった。
ベトナム人留学生に人気の渡航先である米国が発表したデータによると、非移民学生ビザ(F1)の申請者数は徐々にパンデミック前の水準に回復している。
今年1〜7月の申請件数は9370件となっており、2020年から11.3%の増加、2021年から72%の増加となった。パンデミック前の2019年には1万1609人の学生が応募していた。
国際教育研究所によると、2020〜2021年度にアメリカの大学に入学した学生は2万1631人で世界第6位となっている。
オーストラリアの大学へ進学するベトナム人学生の数も回復しおり、同国内務省が昨年12月に発表した報告書によると、2021〜2022年度の上半期にビザを申請したベトナム人留学生は前年同期比6.2%増の3580人であった。
2022年に高校の国家試験を受けた多くのベトナム人学生が大学への入学登録を行っていない。
教育省のデータによると、高校卒業生約94万2000人のうち約31万6000人が出願しておらず、昨年より20%減少している。
ホアン・ミン・ソン教育訓練省副大臣は9月上旬の会議で出願数急落の理由に関して、多くの学生がパンデミック後に海外留学することを決めていることによると述べていた。
実際にベトナムでは渡航制限緩和後に留学需要が急増しており、海外教育コンサルティング会社に問い合わせを行う留学希望者が急増し始めているという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。