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野菜偽装問題、大手チェーンで中国産きのこにVietGAPラベル
<写真:Zing>
地元報道機関の調査によると、ホーチミン市の食料品チェーンバックホアサン(Bach Hoa Xanh)は、高品質の地元商品を示すベトナム適正農業規範(VietGAP)ラベルの付いた中国製キノコを販売していた。
トゥドゥック市にあるDong A Trading and Production JSCがバックホアサンに誤ったラベルの製品を提供した疑いが持たれている。
製品にVietGapラベルを付けるためには果物や野菜が製品の安全性と清潔さを保証する方法で栽培されていることが条件となる。
バックホアサンは21日に地元報道機関に声明を送り、Dong A社から供給された全製品の販売を直ちに中止し、同社に製品の品質や原産地、供給過程を確認するように要請したことを明らかにした。
また、同食料品チェーンは顧客に対して謝罪の意を表明している。
ベトナムでは中国産製品の豊富な供給量とベトナム産の半額という低価格を利用して、中国産を「ベトナム産」と偽って販売することがスーパーやコンビニエンスストアでは日常的になっているという。
地元報道機関の記者がDong A社の従業員として潜入したところ、不正な農産物の問題はスーパーチェーンで販売されている農産物にとどまらないことが判明している。
同社の工場では作業員が「Ready Food」という会社のブランドで包装された製品を「Fresh」というシールとともに「VietGap」や「fresh from farm to table」といった別のラベルやタグに張り替える作業が行われていた。
トゥードゥック市やホックモン郡の卸売市場には最近、中国やベトナム全土から大量の野菜が流入しており、白菜やキャベツ、タマネギ、ニンジン、カブといった野菜の大半のスタンプやラベルが改ざんされているという。
ホックモン卸売市場の販売者によると、ベトナム人は質の悪い中国産の農産物を嫌うため、大半の売り手がダラットや米国、日本で栽培された農産物だと偽って販売を行っている。
ベトナムでは政令43/2017/ND-CPによって組織および個人は二次ラベルを含め、製品の性質を示す誠実で明確かつ正確な方法で製品を表示する責任を負わなければならないとされている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。