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ベトナムの野菜偽装問題、小売大手WinMartでも販売
<写真:tuoi tre>
地元報道機関が「規格外の野菜に適正農業規範(VietGAP)のラベルが貼られて大手小売店で販売されている」として暴露報道を行った。
同報道を受けたベトナムの消費財大手Masan Groupの子会社であるWinCommerceは直ちに「WinMart」と「WinMart+」で販売されていた偽装野菜の取り扱いを中止した。
WinCommerceの担当者は19日、Trinh Nhi Agricultural Products社(TNFoods)が供給している野菜が通常の卸売市場から調達したものであり、基準外の製品であるにも関わらずVietGAPのラベルが付けられていたことを明らかにした。
VietGAPとは「Vietnamese Good Agricultural Practices」の略称で、清潔で安全な野菜や果物を生産するための生産方式を指している。
WinCommerceはTrinh Nhi社に対し、契約書に記載されている商品の品質と原産地に関する約束に反していることを説明するように要求しており、より詳細な情報を追って公表する予定である。
また、WinCommerceは今回の件に関して「これは同社のビジネスポリシーではないと断言する。同社は消費者の健康を守るために、厳しい品質管理プロセスで常に食品の安全性に関する規制を遵守している」とコメントを発表している。
同社は責任問題として全サプライヤーの見直しと品質管理強化を約束した。
ベトナムでは多くの消費者が安全基準やVietGAP基準を満たした野菜であれば、より高い価格を支払ってもよいと考えている。
しかし、卸売市場から仕入れた野菜にVietGAPラベルを貼って偽されているとは誰も想像していなかった事態である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。