利益目的で代理出産サービスを運営、ハノイ市の女性を逮捕

2022年09月27日(火)15時00分 公開
利益目的で代理出産サービスを運営、ハノイ市の女性を逮捕

<写真:VN Express>

 

ハノイ市に住む女性が「商業的な代理出産サービスを促進した罪」で26日に逮捕され、事件と関係者の捜査が進められている。

 

逮捕されたファン・ティ・ハン・ワイン容疑者(35)の供述によると、同容疑者は子供を授からない家庭の需要やひとり親家庭の増加傾向から代理出産サービスが利益を生むと考え、子供が欲しい人と代理母や精子・卵子の提供者をつなぐソーシャルメディアページを作成した。

 

2020年3月にハノイ市の男性が代理出産を希望するワイン容疑者に連絡したところ、同容疑者は男性の精子と受精できるように卵子の提供者を探すと回答し、価格は7億ドン(約425万9010円)として提示したという。

 

その後、同容疑者は女性A(30)に連絡を取って3000万〜5000万ドン(約18万2530〜30万4220円)で卵子を買い取り、2億7000万〜3億4000万ドン(約164万2760〜206万8660円)で代理母となることを提案した。

 

病院での手続き後に受精卵は女性Aの体に移植されたが成長しなかったため、ワイン容疑者は女性Aに卵子提供代の5000万ドン(約30万4220円)を支払った。

 

次に同容疑者は女性B(24)を3億2000万ドン(約194万6980円)で代理母として雇い、着床は成功した。その後女性Bはハノイ市ロンビエン区にあるアパートに連れて行かれ、妊娠中の面倒を見てもらうことになった。

 

事件発覚時にワイン容疑者は依頼人の男性から4億2000万ドン(約255万5410円)を受け取った後であった。

 

警察によると、ワイン容疑者はチャン・タイン・ソンという人物(37)から代理出産希望者2人を入院させるための偽の書類や資料を購入しており、ソン容疑者はワイン容疑者に偽の戸籍謄本を300万ドン(約1万8250円)、偽のIDカードを150万ドン(約9130円)、偽の婚姻届を150万ドン(約9130円)で販売したという。

 

ベトナムは商業目的での代理出産を禁止しており、人道的な理由でのみ許可している。

 

ソン容疑者に関しては偽造の罪で捜査が進められている。

 

 

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