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ホーチミン市の仏塔で飼育中の希少亀、野生に帰る

2022年10月10日(月)13時36分 公開
ホーチミン市の仏塔で飼育中の希少亀、野生に帰る

<写真:VN Express>

 

ホーチミン市1区の仏塔で飼育されている絶滅危惧種の亀11匹と他の希少種の亀が、野生に帰されることが決定した。

 

同市森林保護局の職員はフックハイ・パゴダの修行者と共に仏塔の池に生息する亀の体重等の計測を行い、亀の分類を行った。

 

今後、これらの亀はクチ動物保護センターに運ばれた後に、森に放たれる予定となっている。

 

野生に帰される対象となっている8種類62匹の亀はいずれも希少で絶滅の危機に瀕している。そのうち11匹の亀は国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストによると、危機的な危機に瀕していると分類されている。

 

ベトナムでは多くの人々が習慣としてパゴダで亀等の放生を行う。これは屠殺される運命にある動物の命を救うための伝統的な仏教の慣習であるという。

 

多くの仏教徒は路上でケージに入れられた鳥や亀を購入した後にパゴダに持って行き、放生の儀式を行う。

 

パゴダの代表者はこの習慣に対して「違法な動物売買を助長するだけである」と指摘する。

 

ベトナムでは亀等の出所を証明する適切な書類を持たずに捕獲・販売した場合、法律によって最高で12年の懲役刑が科せられる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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