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ホーチミン市で開催のフィットネス大会、日本人駐在員がメダルを獲得
〈写真:福富氏提供〉
今月15日にホーチミン市で全米アマチュアボディービルダー協会(NABBA)と世界フィットネス連盟(WFF)によるフィットネス大会「NABBA WFF ASIA PACIFIC CHAMPIONSHIP」が開催され、ハイフォン市在住の日本人駐在員がメダルを獲得した。
NABBAは1950年にイギリスで設立され、現在は60以上の国と地域が加盟している。ホーチミン市で開催された同大会には21の国と地域から200人以上の選手が参加し、様々なカテゴリーで競い合った。
ハイフォン市にある日系企業の駐在員である福富徹氏は、同大会のBERMUDA MODEL(メンズフィジーク)部門とJEANS MODEL(ジーンズモデル)部門の2カテゴリーに初出場し、両部門で3位に入賞した。
福富氏が同大会に出場したきっかけは、パンデミックの最中である2020年に父親が亡くなったが新型コロナウイルス規制によって一時帰国も叶わず、また、環境の変化によって自暴自棄になり落ち込んでいた時期に遡る。
その際に福富氏が思い出したのは、父親と最後に交わした「トレーニングをやっているなら大会に出てみろ」という言葉であった。父親の最後の言葉を胸に、辛いことやストレスを踏み台にボディメイクへ集中し、トレーニングや食事改善を行って80キロあった体重を58.5キロまで減量したという。
ポステの取材に対して福富氏は、「当時は絶対に無理だと思っていましたが、ここでやらなければ一生後悔すると思い、根性で乗り越えて見事入賞することができました。亡き父のお墓でメダルを見せることができました」と語る。
〈大会出場中の福富氏〉
また、同大会出場への取り組みは周りから白い目で見られたり心配されたりもしたが、結果的にはメダルを獲得することができ、自身も友人・知人も満足させることができたという。
福富氏からベトナム在住の日本人の方へのメッセージ
ベトナムにはたくさんのワクワク感と楽しさと面白さがあります。それをたくさん見つけることが出来たらとても幸せなベトナムライフを送ることができると思います。ベトナムはとても親日国です。日本人に対してとても親切・フレンドリーで時には家族や身内のような関係にもなります。
それを体験するためには、まずは行動です。例えば、たまに現地の人と同じ時間を過ごしてみたりするのも1つの方法です。是非、ベトナムを楽しんでください。
まずは中年の私がベトナムで開催された筋肉の大会で3位になり、☆になりました。次はあなたが何かの☆を目指してゲットしてください!
※☆とは目指すべき目標、憧れや希望を指す
取材の最後に福富氏は「今回の私の活動がベトナム在住の日本人の方々、日々の仕事やコロナ後の様々な状況下で鬱などになっている方々の参考になれれば、元気を与えられればと思っています」と熱い思いを語った。
〈獲得した2部門のトロフィーと福富氏〉
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。