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マサングループ、ハイテク素材のさらなる開発でドイツの支援を要請
<写真:VnExpress>
マサングループのダニー・レーCEOは13日に開催されたベトナム-ドイツビジネス円卓会議で、ドイツ政府が再生可能技術への投資を促進することに対する期待を示した。
同会議にはファム・ミン・チン首相とドイツのオラフ・ショルツ首相が出席し、同CEOは「ベトナムの大手民間企業グループの1つとして、マサンはビジネス分野における世界の主要パートナーとの関係を積極的に模索・発展させている」と述べた。
同CEOによると、同社が初めてドイツ企業と関係を築いたのは2013年で、ベトナムの産業鉱物の価値を高めるというベトナム政府との約束に基づいて、タングステン精製技術に関連してH.C.スタルク(HCS)社とのパートナーシップを築いた。
2020年にマサンはH.C.スタルクのグローバル・タングステン事業の全株式を取得し、ベトナムは中国以外を除いて世界最大のタングステン生産国となった。
ドイツは現在、ヨーロッパにおけるベトナムの主要な貿易相手国で、他のヨーロッパ市場へのベトナムの輸出にとって重要なゲートウェイとなっており、二国間貿易額は2021年には112億2000万ドル(約1兆5687億円)に達した。
ベトナム企業は2022年10月現在、ドイツで36の有効な投資プロジェクトを持っており、調整後の投資資金は2億8330万ドル(約396億902万円)以上である。
オラフ・ショルツ首相はドイツ企業やビジネスが、特に再生可能エネルギーや製造業の分野でベトナムへの関心を高めていることを受け、これらの分野を強化するために両国の企業が連携して成長するために協力することを提案した。
マサンのレーCEOは同社がH.C.スタルクとともに、ベトナム初のタングステンリサイクル工場の建設に向けた調査・計画を進め、ベトナムをタングステンや貴金属のリサイクルにおける地域一番の技術センターにすることで、鉱山からの一次原料への依存度を下げることを目的とすることを明らかにしている。
同CEOはドイツ政府に対して、H.C.スタルクのようなエネルギー集約型企業に対するエネルギーコスト支援制度を検討し、ドイツにおけるタングステンリサイクル技術に不可欠な戦略的原材料供給源へのアクセスを拡大できるように、より柔軟な政策アプローチを採用することを提案した。
また、マサングループはベトナムがタングステンおよび貴金属のリサイクルにおいて地域トップの技術センターになることを期待し、鉱業活動からの主要原料への依存を減らすために、タングステンスクラップ輸入の見直しと承認についてベトナム政府の支援を要請している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。