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eコマースで偽物販売が横行、現状では取り締まり困難

2022年12月05日(月)10時10分 公開
eコマースで偽物販売が横行、現状では取り締まり困難

<写真:VnExpress>

 

ベトナムでは『Shopee』や『Lazada』といった大手eコマースプラットフォームやソーシャルネットワーク上で偽物の食品やハイテク家電、バイク・スペアパーツの販売が横行している。

 

ホーチミン市消費者保護協会のファム・ティ・ベト・トゥ会長は、2日に税関が開催した密輸と偽物の撲滅に関する会議に参加し、以前は実店舗のみであった偽物の販売がオンラインでの販売に移行しはじめていることを指摘した。

 

同会長自身も『Shopee』で燕の巣を注文したところ、実際に手元に届いたものが本物ではなく、他の材料で作られたものであり、原産地も表示と違っていたという。

 

同協会には多くの人から同様の詐欺についての訴えが寄せられている。

 

ベトナム二輪車工業会のダイ・カイ・クイン知的財産部長によると、同工業会と政府機関は今年最初の10カ月間で292件のブレーキパッドやエアフィルターといった偽バイク部品がオンラインで販売されているのを発見した。

 

しかし、eコマース・プラットフォームでは偽物が大量に販売されており、発見されたのは氷山の一角に過ぎない。FacebookのMarketplaceで検索すれば、『Honda』や『Yamaha』ブランドの偽物が様々な価格帯で無数に見つかるという。

 

オンライン上では電動バイクも広く販売されているが、同工業会会員は電動バイクの製造・輸入を行っていない。

 

違反業者は1日でオンラインストアを閉鎖し、新しいストアを開いて違法なビジネスを続けることが可能であり、違反業者による偽物販売を防止することは非常に困難である。

 

税関反密輸部門のグエン・ヴァン・オン副責任者によると、多くのオンライン販売業者は実店舗や倉庫の住所を記載していない。

 

オン副責任者とクイン知的財産部長の両氏は、eコマースプラットフォームと政府の両方が偽物や密輸品の販売に厳しい罰則を科すべきであると指摘している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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