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借金返済で売春を強要、ホーチミンで少女11人を救出
<写真:VnExpress>
ホーチミン市12区警察は21日、性労働を強要されていた14歳の少女を含む女性11人を救出し、容疑者らを16歳未満の人身売買と人を違法に拘束、監禁する罪で逮捕した。
同区警察はレー・タイン・ドアン容疑者(36)とレー・ティ・フエ容疑者(32)が所有するホテルの取り締まりを行い、ヴー・ドゥック・ホアン容疑者(42)とヴー・ホアン・タン容疑者(18)、ファム・ホアン・エム容疑者(34)、ヴー・ヴァン・トゥアン容疑者(28)が複数の女性を軟禁している現場を発見し、容疑者4人を現行犯逮捕した。
夫婦であるドアン容疑者とフエ容疑者はホテルやマッサージ・カラオケ店を経営しており、エム容疑者を雇って労働者を探すように命令していたことが明らかになっている。
エム容疑者はカントー市のパーラーを訪れ、借金のある女性を探し「1ヶ月700万ドン(約3万9370円)で6ヶ月以上働けば、借金を肩代わりする。6ヶ月より早く辞めたい場合には3000万ドン(約16万8740円)を支払わなければならない」といって仕事の話を持ちかけた。
その後、エム容疑者は話に同意した14歳の少女を含む少女6人をホーチミン市のドアン容疑者とフエ容疑者の元へ連れていき、成功報酬として1億4000万ドン(約78万7430円)を受け取った。
ドアン容疑者とフエ容疑者は少女たちに借金借用書へサインさせ、少女たちはカラオケ店のホステスとして働き、顧客の要望に応じて性的なサービスを提供することを強要された。仕事でミスや違反をした場合には罰金を科され、借金に加算されていたという。
また、ドアン容疑者は少女らにヌード写真をポルノサイトや掲示板に投稿させ、顧客を呼び込むように強制していた。
ホアン容疑者とタン容疑者はホテルの運営を管理し、少女らが逃げ出さないように監視する役割を担っていた。また、性的サービスを要望する顧客がいた場合には、サービスを提供する少女の手配とホテルへの送迎も行っていた。
少女らは性的サービス提供料金の50%を取り分として渡されていたが、度重なる罰金などで救出時には借金が約1億ドン(約56万2450円)に膨れ上がっている少女もいたという。
ドアン容疑者とフエ容疑者は逃亡しており、同警察が行方の捜査を続けている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。