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ノバランド、銀行預金32兆ドンも債務の支払いできず
<写真:VnExpress>
不動産開発会社のノバランド(Novaland)は銀行に32兆ドン(約1798億5554万円 )の資金を保有しているが、大半の金融機関がその資金を追加担保として確保しており、同社は資金を債務の支払いに充てることができない状況となっている。
同社は地政学的問題やインフレ、信用収縮による困難に直面した後、現在は再建プロセスを進めており、11月に首相宛の書簡で債務支払の問題や複数地方で直面する多くの問題への政府介入を要請している。
ビントゥアン省の都市型住宅プロジェクト「ノバワールド・ファンティエット」では、土地価格の評価をするため、財務省に対して資産評価会社の派遣を要請した。
同社によると、評価会社を見つけることができておらず、第三者による価値が決定されなければ、土地の買い手に土地使用権を取得するための土地使用料を支払うことができないという。
また、バリア・ブンタウ省とホーチミン市においては行政問題の解決も要請しており、ホーチミン市では23のプロジェクトが法的問題を抱えている。
ホーチミン市不動産協会のレ・ホアン・チャウ会長によると、同市には法的問題を抱えるプロジェクトが100件以上あり、その中でもノバランドのプロジェクト数がトップであるという。
同社は土地使用料から投資手続き、土地使用権の取得に至るまで様々な問題を抱えているが、解決策
は見つかっていない状態である。
今年は複数の銀行が同意した融資の実行を停止し、一部購入者が支払いをできない状況になるなど、同社は前例のない困難に直面している。
ノバランドは従業員約半数の解雇や主要プロジェクトの中止、複数資産の安値による売却といった対応を取らざるを得ない状況となった。
同社は構造改革を進めており、2〜3年の負債繰り延べを求めるとともに、未完成プロジェクトを完成させるため、政府に対して国有銀行へ信用供与を行うように指示することを要請している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。