ベトナムの公衆トイレ問題、ハノイの現状に懸念の声

2023年03月21日(火)14時24分 公開
ベトナムの公衆トイレ問題、ハノイの現状に懸念の声

<写真:Tuoi Tre>

 

ハノイ市の公衆トイレは深刻な劣化と悪臭に包まれており、公衆トイレ利用者の悩みの種になっている。

 

人口830万人以上を有する同市には約400個の公衆トイレがあるが、公衆トイレの使用は同市民や観光客にとって悪夢の様な状況であるという。

 

同市最大のバスターミナルであるミーディンバスステーションでは、多くの公衆トイレに野生の植物が生い茂っている。

 

グエンホアン通りにある公衆トイレの周囲は飲料を扱う屋台に占領され、設置された公衆トイレの一部は使用不可として閉鎖され、強烈な悪臭が漂う状態である。

 

稼働しているトイレ区画では、使用不可となった壊れた小便器がビニール袋で封印されている。

 

また、水を流すためのレバー等はなく、手洗い器も機能しておらず、トイレ使用後にはバケツで水を注がなければならない。

 

劣悪な環境にも関わらず、公衆トイレ利用者は利用料として3000ドン〜5000ドン(約17〜28円)を管理スタッフに支払う必要がある。

 

同市タイホー区チックサイ通りの公衆トイレは無料であるが、劣悪な環境は同様の状態であるという。

 

同じ通りにある別の公衆トイレは19日午後に修理中として閉鎖された。

 

西湖周辺の公衆トイレを利用したミンさんによると、西湖周辺には公衆トイレが非常に少ない。

 

また、ミンさんが長い道のりを経て、やっとの思いで発見した公衆トイレは、悪臭と汚れが目立つもので、質が非常に悪く、使用後に気分が悪くなったという。

 

地元メディアの集計によると、ホアンキエム湖周辺には公衆トイレが2個しかなく、観光名所として不十分である。

 

公衆トイレ2個の外観は非常にモダンで新しく見えるが、内部は強烈な悪臭を放ち、片方の扉も壊れてしまっている。

 

公衆トイレ利用者のイェンさんは「同市内の公衆トイレを利用する度に嫌な気分になる」として、同市が観光地に多くの公衆トイレを建設し、住民や観光客の利便性が向上することを要望しているという。

 

ハノイ市の公衆トイレは頻繁に消臭・清掃される必要がある。

 

 

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