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ホーチミンのメトロ1号線、資金不足で大幅な人員不足の危機

2023年04月07日(金)15時41分 公開
ホーチミンのメトロ1号線、資金不足で大幅な人員不足の危機

<写真:VnExpress>

 

ホーチミン市で建設が進められているメトロ1号線(ベンタイン駅~スイティエン駅)は、700人以上の運行・保守人員を必要としているが、資金不足によって人員不足に陥る可能性がある。

 

ホーチミン市が財務省に送付した公式文書では、運営会社であるホーチミン市都市鉄道1号線有限会社(HURC1)に対する運営資金の補填手続きに触れられている。

 

同社はホーチミン市人民委員会の下で2015年に設立され、初期チャーター資本140億ドン(約7876万円)を前払いした2021年8月以降に資金難に陥っており、従業員給与と保険料が2年近く支払われておらず、負債総額は約67億ドン(約3770万円)に上る。

 

同市人民委員会によると、過去2年間でHURC1の従業員36人のうち21人が退職した。

 

HURC1は2023年末までにメトロ運行・保守要員706人を採用する必要があり、人材不足の危機に晒されている。

 

また、人材不足によって契約に基づく研修や技術移転のための人材が提供されていないとして、請負業者から訴えられる可能性もある。

 

ホーチミン市はHURC1の資本金を同市予算開発投資の2680億ドン(約15億774万円)で補う計画を首相に提案したが、同社は収益がなく、コストのみが発生する状態であるため、承認には至っていないという。

 

レー・ミン・カイ副首相は財務大臣に対して、政府が3月8日までに資本補完の決議を出すための法的合意について、関係者と協力するための主要な責任を担うように要請したが、現状では問題解決に達していない。

 

ホーチミン市初の都市鉄道プロジェクトであるメトロ1号の完成進捗は約94%で、2023年末には完成する見込みとされている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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