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ベトナムの大学、フィンテックや電子商取引コースの新設が増加

2023年04月10日(月)13時33分 公開
ベトナムの大学、フィンテックや電子商取引コースの新設が増加

<写真:VnExpress>

 

ベトナムでは多くの大学が市場の需要に合わせ、電子商取引や金融技術に関するコースの新設を進めている。

 

ホーチミン市食品産業大学は2023-2024年度に法律とデータサイエンス、金融技術(フィンテック)、電子商取引の4コースを新設し、各60名の学生を受け入れる予定である。

 

同大学の入学事務局ファム・タイ・ソン局長によると、今回の増設は企業からの需要に基づくものであるという。

 

人材紹介会社のVietnamWorksのデータでは、情報技術人材の需要が過去10年間で4倍に増加しており、フィンテック業界の平均給与は月1115ドル(約14万7900円)で最も高く、Eコマースは月895ドル(約11万8700円)で第3位となっている。

 

ソン局長によると、ベトナムではフィンテックとEコマース業界が大きく成長しており、消費者にとって増々身近なものになってきているという。

 

ハノイ市の銀行アカデミーではフィンテックとデジタルバンキング、物流・サプライチェーン管理、観光管理の4コースが新設される。

 

同大学研修部門の責任者であるチャン・マン・ハー氏も同様に、新設コースは昨今の人材需要に対応するためのものであるとしている。

 

また、ハノイ商科大学はデジタル環境におけるビジネス分析を来年度に新設し、ホーチミン市経済大学ではデジタル経済と金融技術、マーケティング技術、デジタルビジネス、ロボット・人工知能工学、物流技術工学に関連する5コースが新設された。

 

教育訓練省によると、2022年には46万7400人が大学に入学し、26%がビジネス・経営コース、13%がコンピューター・情報技術コース、9%がテクノロジーコースに入学している。

 

同省は近いうちに大学で試行する新たな専攻リストを発行し、各コースは学生が修了後に容易に就職することが可能となるような内容にする予定であるという。

 

また、大学側は市場需要と関連性が薄れた専攻の見直しや廃止を進める予定である。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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