「笑気ガス」乱用の10代少女、脊髄損傷で入院

2023年04月18日(火)08時59分 公開
「笑気ガス」乱用の10代少女、脊髄損傷で入院

<写真:VnExpress>

 

北部クアンニン省在住の10代少女が、1日に10個の亜酸化窒素風船を10日間連続で吸引し、脊髄に損傷を受けて入院した。

 

地元メディアの報道によると、15歳のAさんは手足のしびれ、疲労、歩行困難、体重減少で同省のバイチャイ病院に搬送された。

 

CTスキャンによって脊髄の損傷が確認され、医師が亜酸化窒素中毒の兆候がないか監視をしているという。

 

現時点でAさんは高圧酸素と神経伝達物質による治療を受けている。

 

亜酸化窒素風船は「ハッピーバルーン」とも呼ばれる、亜酸化窒素を充填した風船である。

 

ハッピーバルーンはベトナム国内の多くのナイトスポットで娯楽目的として提供されている。

 

亜酸化窒素を吸入すると多幸感やわずかな幻覚を感じることがあるが、神経障害を引き起こす可能性もある。

 

また、亜酸化窒素を長期間使用すると、中毒や神経損傷、そして昏睡や死亡に至る可能性があるという。

 

ベトナムでは保健省が2019年に娯楽目的の亜酸化窒素を禁止しており、工業用としてのみ製造することが可能である。

 

医師による処方がない限り、人間による摂取は禁止されている。

 

 

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