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ベトナム不動産市場に明るい兆しか、第3四半期の資本流入に期待
<写真:VnExpress>
ベトナム不動産仲介協会(VARS)によると、ベトナム国家銀行(SBV)による最近の利下げによって数兆ドン(1兆ドン=約60億3000万円)の貯蓄が不動産市場に流入する可能性がある。
資本の流れは市場だけではなく、従来から不動産販売に依存している建設資材、機械、設備、家具、労働力など数十の産業に生命線を与えることになる。
ベトナム政府は2023年第2四半期から市場に追加資金を供給するための追加政策を行う兆候があり、地方当局は不動産プロジェクトが軌道に乗るよう、法的ボトルネックの解決に向けた取り組みの強化を指示されている。
VARSによると、デベロッパーは市場需要に対応するための措置を講じたという。
市場の回復を後押しする要因としては、金利引き下げや商業銀行によるデベロッパーに必要な資本注入へのアクセス、新規プロジェクト開始、進行中プロジェクト終了の場所などが挙げられる。
VARSのグエン・ヴァン・ディン会長は、不動産市場へ追加資本が流入し始めている状況を受け、近い将来に市場が回復局面に入ることを予想している。
不動産はベトナム人投資家の間で昔から好まれている投資手段であり、他よりも高いリターンが得られることが多い。昨年は価格が大幅に下落したため、今が投資家にとってお得物件を探し始める良い機会である。
SBVと政府による金融政策の引き締めは減速の兆しを見せており、早ければ2023年の第2四半期に開放される可能性があり、資本流入も第3四半期までに期待できるという。
2022年にベトナムでは企業と個人の預金総額が900兆ドン(約5兆4300万円)に達し、個人の預金は565兆ドン(約3兆4100億円)以上を占めた。
2023年の第3四半期は預金の大部分が満期を迎えるため、投資家がより収益性の高い投資先を探している。
不動産ブローカーからの報告は現状としてポジティブな状態で、市場では取引が活発化し、購入希望者による資料請求数が増加傾向にある。
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