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ベトナム不動産市場の再活性はローン金利が鍵:専門家

2023年06月06日(火)10時12分 公開
ベトナム不動産市場の再活性はローン金利が鍵:専門家

<写真:VnExpress>

 

不動産専門家によると、銀行の貸出金利が10%以下に下がり、安定した状態が続かなければ、停滞する不動産市場に資金が戻ってくる可能性は低い。

 

コイタイン建設社のドアン・チ・タイン代表は、金利が9〜10%に低下すれば不動産市場の流動性は改善するが、現状の13〜14%か低下しても12〜13%の場合は人々が不動産よりも現金や銀行預金を選択することを指摘する。

 

金利9.5%程度への引き下げと不動産開発会社が直面する法的・行政的問題の解決、経済の改善が合わされば不動産市場は回復するが、現在の13.5%前後の金利では市場への資金流入は見込めない。

 

ベトナム国家銀行が6ヶ月未満期間の預金金利上限を引き下げたことで、20以上の銀行が預金金利を引き下げ、ピーク時の金利は8.5%まで低下した。

 

2週間前との比較で金利は6ヶ月未満期間で平均0.5ポイント、それ以上の期間では0.2〜0.3ポイント低下している。

 

一方で、不動産市場は流動性の低い状態が続いており、アパートやタウンハウスの販売額は今年に入ってから前年比80~90%減少した。

 

多くの人が居住用住宅を購入する必要があっても、投資を行わずに市場へ手を出さない状況が続いている。

 

ベトナム不動産協会のファム・アイン・コイ氏によると、第3四半期に大量の預金が満期を迎え、金利が6~7%に低下すれば、資金の一部が不動産市場に流入することになる。

 

しかし、市場に対する信頼が低いままであれば、低金利になっても人々は銀行預金を続けることが予想される。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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