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手足口病で子ども4人が死亡、ホーチミンで流行対処策が進められる

2023年06月20日(火)10時49分 公開
手足口病で子ども4人が死亡、ホーチミンで流行対処策が進められる

<写真:iStock>

 

ベトナム南部で手足口病(HFMD)患者数が増加し、子ども4人の命が奪われたことを受け、ホーチミン市の保健当局は流行に対応する3つのシナリオを策定した。

 

ホーチミン市のパスツール研究所によると、2023年に南部地域ではHFMD患者9000人以上が記録されており、子ども4人がHFMDのレベル4を患って死亡している。

 

HFMDは非常に速く広がり、多くの危険な合併症を引き起こす。

 

ロンアン省やアンザン省、ドンタップ省、カントー市、バクリエウ省、チャビン省といった多くの地方都市や省で、4月以降にHFMD患者数が急増しており、迅速に有効な対策を講じる必要がある。

 

ホーチミン市では過去4週間でHFMDの症例数が急増し、2400例以上となった。

 

死亡した子ども4人はいずれも南部地方の病院からホーチミン市に移送された後、危篤状態に陥ったケースである。

 

カントー市立小児病院では今年に入ってからHFMD患者2260人以上を記録し、5月の患者数は前月比140%増の409人に急増した。

 

専門家は近い将来、HFMDの重症患者や死亡者が増える可能性があると予測しており、保健当局に対して予防と治療のための効率的な対策を講じるように呼び掛けている。

 

ホーチミン市保健局は起こり得る流行の進展に対処するため、患者数に応じた3つのシナリオを設定するとともに、3つの小児科病院と熱帯病病院に対し、各シナリオに必要な医薬品や輸液、医療機器、消耗品を十分に確保するように要請した。

 

ホーチミン市疾病管理センター(HCDC)によると、HFMDは幼児に多く、消化管を通じて感染するため、子どもや保護者は調理や食事前、トイレ後の手洗いなど、個人の衛生管理を徹底することが重要である。

 

HFMDの症状は軽度または中程度の発熱、疲労、喉の痛み、手のひら、足、膝、臀部の皮膚の発疹、頬、歯茎、舌の裏のただれなどで、解熱剤で下げられない高熱、嘔吐、痙攣、心拍数の増加などの症状がある場合は入院する必要があるという。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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