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日本人から多額の金品を窃盗、ホーチミンの女性に10年4ヶ月の懲役
<写真:Vietnamnet>
ホーチミン市でゴー・ティ・ハン被告(38)が日本人実業家から多額の金銭を窃盗したとして、同市人民裁判所から懲役7年の判決を受けた。
また、ハン被告はハノイ市でも同様の窃盗事件を犯しており、ハノイ市人民法院は同被告に懲役3年4ヶ月の判決を言い渡し、同被告は合計で懲役10年4ヶ月の実刑を受けることになった。
2022年3月2日夜、ハン被告はホーチミン市1区のハイバーチュン通りにあるレストランで夕食をとっていた際、同店を頻繁に訪れていた63歳の日本人男性T.Nさんと出会い、男性から一杯一緒に飲むように誘われたという。
その後、2人は付近のコンビニで買ったビールをカフェに持ち込み、一緒に飲みながら会話を続けた。
カフェが騒がしかったため、2人はコンビニに戻り、そこで購入した酒を一緒に飲むことにしたという。
夜が更けると、Nさんはハン被告を自身が滞在していた5つ星ホテルの自室に招き、2人は引き続き酒を飲み続けた。
起訴状によると、ハン被告は翌朝未明にNさんが眠りに落ちている隙に、部屋の中にあった金品を手に取り、持ち去った。
Nさんは同日正午に目覚め、ハン被告とともに財布の中身が消えていることに気が付いたが、ひとまず会社に出社して仕事をした。
同日夕方にNさんが自室に戻ると、金庫に入っていた480万円も無くなっていることに気が付いたという。Nさんは3月4日朝に警察署に被害届を提出した。
犯行後にハン被告はハノイ市に行き、別の日本人相手に2022年4月までに別の窃盗を犯したことが明らかになっている。
その後、ハン被告は2022年5月2日にハノイ市バーディン区ゴックカイン街区の警察署に出頭し、窃盗事件2件を犯したことを自白した。
ハン被告は「被害者は友人でもあった。罪悪感を感じて自首をした」と自供し、経営不振のレストランとカフェを運営していた背景や、子育てへの復帰のための減刑を裁判所に訴えていた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。