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ベトナムでドミトリー賃貸の人気が急上昇、低コストやデザインが魅力
<写真:VnExpress>
ベトナムの都市部では個室を賃貸する代わりに、低いコストやモダンなデザイン、無料のアメニティを理由として、ドミトリータイプの住宅を選択する人々が増加している。
ハノイ市バーディン区でドミトリータイプの部屋を探していたグエン・ティ・フオン氏(26)は、家賃が月190万ドン(約1万1000円)と低価格で、テレビやWi-Fi、冷蔵庫、調理器具などの備品が無料で利用できると聞き、1年契約を締結した。
同氏は「部屋は清潔でモダン、200万ドン(約1万2000円)以下で見つかるとは思ってもいなかった」とその魅力を語る。
自宅を改築中のチャン・リエン氏(50)も、フオン氏と同じドミトリーに滞在している。
リエン氏は「ドミトリーでは生活に必要なものがすべて手に入り、モーテルやホテルに泊まるよりも経済的」とその利点を強調した。
こうしたドミトリータイプの住居は「コミュニティ・ホームステイ」として知られ、ホテルのようなデザインと家具が完備されている。
共有キッチンエリアや洗濯室も設けられており、賃貸希望者向けのグループには多数の大家がドミトリータイプの部屋を掲載しているという。
地元メディアの調査によると、ドミトリータイプの住居は特に大都市で人気が高まっており、ハノイ市では学生や社会人が多く居住する地域でサービスが提供され、ホーチミン市でも同様のサービスが注目を集めている。
ハノイ市のドミトリー式アパートチェーンのマネージャーであるレ・キム・トゥイ氏によると、同氏のアパートには120人~150人の賃借人が居住し、学生や労働者が多数を占めているという。
Nha Viet Management社のグエン・ミン・トゥアン代表は、ドミトリー需要の高まりは世界各国で見られるトレンドであり、不動産オーナーにとっては家賃上昇の中での需要創出のチャンスであると指摘する。
フオン氏やリエン氏のように、ドミトリーでの共同生活は多くの人々にとって新しい経験であり、その中での人間関係やコミュニティの形成が生活を豊かにしていることが伺える。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。