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23年のFDI総額が過去最高に到達、年間で約366億ドル
<写真:vietnam.vn>
2023年にベトナムは海外直接投資(FDI)の新記録を達成しており、年間で366億1000万ドル(約5兆2160億円)が登録され、前年同期比32.1%の増加を示した。
新規登録資本は前年同期比62.2%増の約201億9000万ドル(約2兆8760億円)で、新規プロジェクト数は56.6%増の3188件であった。
一方で、既存プロジェクトの資本増加は1262件で、追加投資総額は約78億8000万ドル(約1兆1220億円)となり、前年同期比で22.1%減少した。
FDIの分野別では加工・製造業が前年同期比39.9%増の約235億ドル(約3兆3480億円)で全体の64.2%を占めた。
これに続き、不動産業が4.8%増の約46億7000万ドル(約6654億1420万円)で全体の12.7%を占め、電力生産・配布および金融・銀行業がそれぞれ4.9%増の23億7000万ドル(約3376億9410万円)と27倍増の15億6000万ドル(約2222億7970万円)であった。
2023年のFDIは特にホーチミン市、ハイフォン市、クアンニン省、バクザン省、タイビン省、ハノイ市、バクニン省、ゲアン省、ビンズオン省、ドンナイ省など、インフラや人材、投資環境が良好な地域に集中している。
これら10地域は新規プロジェクト数の78.6%と総資本の74.4%を占めた。
投資国別ではシンガポールが全体の18.6%を占める約68億ドル(約9689億1160万円)でトップ、次いで日本が17.9%の約65億7000万ドル(約9361億3950万円)となり、香港、中国、台湾、韓国などが続いた。
FDIの流入額が増加したことは、ベトナムの投資・ビジネスにおけるさまざまな問題点や障害が効果的に解消され、企業の安定と生産の改善、再投資が進んでいることを示している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。