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変電施設に放火したハノイの男性、懲役13年の実刑判決
<写真:hanoimoi.vn>
17日にハノイ市人民裁判所で、変電設備に放火して8億ドンの損害を与えた男性に対する裁判が行われ、懲役13年の有罪判決が下された。
同事件は2022年12月初旬にグエン・ドゥック・ロン被告(25)が、ザーラム電力社の変電設備に放火したもので、同被告は器物破損の罪に問われている。
起訴状によると、ロン被告は麻薬中毒者であり、安定した職業に就いておらず、しばしば妄想的な思考と異常な行動を示していたという。
2022年12月初旬に同電力会社は、電気料金の未払いを理由にロン被告の自宅電気を遮断した。
腹を立てたロン被告は2023年1月4日午前3時45分頃、家に差し込む街灯の光に苛立ちを感じ、変電設備に放火することを思い立った。
ロン被告は寝室から敷物を持ち出し、ガスストーブで火をつけて燃やした後、燃えている敷物を変電設備に向かって投げつけた。
変電設備に火がついたのを見届けた後、ロン被告は自宅に戻って木製のはしごを持ち出し、再び変電施設を訪れて投げ入れた。
燃え上がった火は電線に燃え移って爆発を引き起こした。
ロン被告は消化に駆け付けた近隣住民に叱責されたが、自宅に戻って就寝したという。
2023年2月16日に地区公安と人民委員会は、ロン被告をハノイ市精神病院に入院させた。
その後、4月21日にロン被告は逮捕され、7月14日には同市ザーラム郡公安によって精神鑑定が行われた。
同被告の放火による被害額は8億ドン(約482万4250円)以上であった。
2023年11月9日の精神鑑定結果では、ロン被告が「行動を認識して制御する能力を有する」とされた。
ロン被告は裁判で自らの犯罪行為を認めており、民事責任として8億ドン(約482万4250円)の損害賠償も要求されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。