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ハロン湾のごみ問題、対策は困難

2024年04月09日(火)14時09分 公開
ハロン湾のごみ問題、対策は困難

<写真:plo.vn>

 

クアンニン省の2024年第1四半期定例記者会見で、ハロン湾の環境問題とごみ問題が取り上げられ、この問題には避けられない客観的な要因と地方の対策努力の両面が含まれていることが明らかになった。

 

ハロン湾での漂流ごみや排水の汚染に関する報告に基づき、ハロン湾管理局のヴー・キエン・クオン局長が管理機関の評価と見解を述べた。

 

クオン局長によると、ハロン湾のごみは4つの主な源から発生している。

 

第一に2023年以降、同省は沿岸部やハロン湾周辺で規定に違反する水産養殖活動を徹底的に処理し、水産養殖に使用される素材を発泡スチロールから他の持続可能な材料へと変更するように指示をした。

 

この過程で適時に収集されなかった一部の発泡スチロールが流れ出し、ハロン湾の一部地域に拡散し、いくつかの島の根元やマングローブ林に漂着してしまった。

 

第二にプラスチック製の袋、食品容器、プラスチックボトルといった生活ごみが海岸から湾に散乱している。

 

第三は近隣地域からのごみであり、年間を通じて、自然条件、潮流、風、流れの影響を受け、近隣地域からの廃棄物がハロン湾の世界遺産エリアに流れ込むことがある。

 

第四はハロン湾の広大な海洋と多くの岩の島、5000haの特別景観林からなる地形であり、最近の嵐の際に強風が山の木々から多くの枝や葉を海に流し込み、ごみの流れを形成した。

 

排水汚染に関する主な原因は、ハロン湾沿岸にある一部の旧居住区の生活排水処理システムが統一されていないことであり、処理されていない排水が環境に直接排出されている。

 

また、ハロン湾では多くの水上交通手段が利用されており、中には旧式の漁船も含まれ、一部の住民は意識が低く、廃棄物や油を含む排水を直接環境に放出する。

 

クオン局長は同省がハロン湾の環境保護に対して怠慢ではないこと、そして湾に存在するごみが観光客からのものではなく、4つの源から来ていることを強調した。

 

クオン局長によると、これらの源からのごみの管理は非常に困難であるが、大量のごみが発生した場合、同局がすぐに収集し、適切に処理するためのキャンペーンや作業を行う。

 

解決策として、同省はハロン湾の環境保護のために9つの包括的な措置を実施している。

 

これには、ごみと生活排水の収集・管理、水上輸送機関の環境保護管理の強化、ハロン湾の自然遺産保全と環境監視の強化、環境保護に関する啓発活動の多様化が含まれる。

 

今後の課題として、ハロン湾の景観保全、修復計画の策定、ハイフォン市人民委員会と協力して、2023年9月にユネスコに認定されたハロン湾〜カットバ島群遺産の跨県管理政策を構築し、観光活動、環境保護、発生する廃棄物の管理と処理に焦点を当てる。

 

同省はハロン市の排水処理プロジェクトを推進し、同市の100%の生活排水が基準に達するまで処理されることを目指している。

 

この努力に加えて、同省はプラスチック廃棄物の削減、ごみと排水の収集・処理、ハロン湾地域の環境保護プログラムやプロジェクトへの資源投資を促進し、地域社会の環境保護に関する意識向上プログラムを積極的に展開する。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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