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重篤なカンボジア人少女、ホーチミンでデング熱から回復
<写真:phunuvietnam.vn>
11日にホーチミン市の第2小児病院は、カンボジア出身の少女C.C.V(4)が重篤なデング熱を患って治療を受けていたが、生死の境を乗り越えて回復の兆しを見せ、数日内に退院予定であることを発表した。
Vはビンフオック省境界に居住する家族と共に病院に搬送され、デング熱による重篤な呼吸不全、測定困難な血圧、持続的なショック、多臓器不全、深刻な肝腎障害、そして大量出血の状態で入院した。
母親のL.S.Oによると、Vは高熱が2日間続き、地元での治療にもかかわらず改善が見られなかった。
3日目には疲労が顕著となり、血を吐き、意識が朦朧とした状態で家族によって国境を越え、ビンフオック省の私立診療所で診察と検査を受けた。
言葉の壁にも関わらず、病状が悪化するのを見て、家族はすぐに第2小児病院への搬送を決断した。
病院では人工呼吸器、ショック対策のための電解質溶液や高分子溶液の投与、血液製剤の輸血、血管活性薬や心臓サポート薬の使用が行われ、24時間の集中治療後も血行動態は安定せず、腹部減圧、連続的な血液透析、肝臓保護治療が行われた。
第2小児病院の集中治療科感染症・COVID-19部門のドゥ・チャウ・ベト医師によると、病気発症から8日目となる入院5日目には、出血が止まり、血行動態が徐々に改善し、肝機能と腎機能が回復しつつある。
デング熱はデングウイルスが原因で発症する感染症で、主に縞模様の蚊によって媒介される。
この病気は年間を通じて発生し、すべての年齢層で見られるが、特に子どもたちは重症化しやすく、迅速な診断と治療がなされない場合は死に至ることもある。
医師は子どもの熱が24時間以上下がらない場合、早急に医療機関を受診することを勧めている。
また、多量の嘔吐、皮膚出血、腹痛、意識障害、尿量の減少、四肢の冷たさなどの危険な兆候に注意することが重要である。
デング熱予防のためには、蚊の駆除、家の周りの清掃、水たまりの排除、草木の刈り込みを行うとともに、蚊帳の使用、虫除け剤の使用、長袖衣服の着用などが推奨されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。