ベトナムへの海外投資、不動産分野が急増

2024年05月01日(水)08時00分 公開
ベトナムへの海外投資、不動産分野が急増

〈写真:Thanh nien〉

 

4月29日、ベトナム統計総局(GSO)は海外直接投資(FDI)の新規設立、調整、資本貢献、株式購入を含む登録総額が、4月20日時点で約92億7000万ドル(約1兆4549億円)に達し、前年同期比で4.5%増加したことを発表した。

 

具体的には、加工・製造業に最も多くのFDIが登録され、60億3000万ドル(約9464億円)で新規登録資本と追加増資の72.3%を占めた。

 

次いで不動産業界が16億8000万ドル(約2637億円)で、20.1%を占めている。前年同時期の不動産分野における外国資本は10億ドル(約1569億円)未満であったが、2024年は4か月間で約73%増加した。

 

その他の業界でのFDI総額は6億3510万ドル(約997億円)で、7.6%を占める。

 

報告書によると、ベトナムでのFDI実施額は2024年1月〜4月間で62億8000万ドル(約9856億円)に達し、前年同期比7.4%増加しており、過去5年間で最も高い実績を示している。

 

加工・製造業が49億3000万ドル(約7738億円)で実施総額の78.5%を占め、不動産が6億760万ドル(約954億円)で、9.7%を占めた。

 

新規許可された投資プロジェクトの投資国として、シンガポールが最大であり、25億9000万ドル(約4065億円)で新規登録資本の36.4%を占めている。

 

次いで香港が8億9860万ドル(約1410億円)で12.6%、日本が8億1410万ドル(約1278億円)で11.4%、中国が7億4020万ドル(約1162億円)で10.4%、トルコが7億3010万ドル(約1146億円)で10.3%、台湾が5億1230万ドル(約804億円)で7.2%を占めた。

 

 

 

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