炎上するマクドナルド、死者を冒涜するキャンペーン
<写真:doisongphapluat.com.vn>
ベトナムのマクドナルドが、ある悲劇的なゲーマーの死を利用して広告トレンドに乗じたことで、厳しい非難に直面している。
4日頃から同国のSNS上で「肥猫(デブ猫)」というあだ名を持つ、21歳の中国人男性の悲劇的な話が広まった。
肥猫はオンラインで知り合った年上の女性と恋に落ち、愛を育むためにゲームで金を稼ぎ、食費を削り、病気治療すら避けて女性のために金銭を節約した。
交際から約2年で、肥猫は女性に約51万元(約1090万円)を提供しただけではなく、女性の近くにいるために、職場まで変更するほどであった。
しかし、4月に女性が突然の別れを宣言し、肥猫は深い絶望に陥り、自殺を選択した。
自殺決行前、肥猫は「もう野菜は食べたくない、マクドナルドが食べたい」と発言していた。
肥猫の悲劇的な話が急速に広まる中、ベトナムのマクドナルドはオンライン食品注文アプリで「野菜が嫌なら、BBQチーズチキンをどうぞ」という広告キャンペーンを開始した。
同時に、マクドナルドのベトナム公式ページには、肥猫に関連する内容で割引コード付きの広告が投稿された。
マクドナルドの行動が肥猫の悲劇を利用したとして、オンライン上で激しい批判を浴び、投稿は2日間で2100件の反応を集め、1800件以上が怒りのリアクションであった。
批判の声には「ボイコットする!人の死を利用するのは非人道的だ」「食べ物がまずいだけではなく、職業倫理もない」というものが含まれていた。
中国では、マクドナルドが肥猫の割引コードを使用してハンバーガーとフライドポテトのコンボを割引販売し、中国のネットユーザーからは割引で節約した金銭を家族に寄付する提案もあった。
一方、ベトナムでは、そのような取り組みは見られない。
厳しい批判の波を受け、ベトナムのマクドナルドはオンライン食品販売アプリの商品名と割引プログラムの名称を変更し、謝罪文を公表したが、批判は依然として続いている。
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