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火災が多発するハノイ、基準値外のアパート多数
<写真:tuoitre.vn>
ハノイ市は2023年にミニアパート火災で56人が死亡した事件を受け、全市内を総点検したが、依然として安全ではない下宿が多数存在している。
同市では24日に再び大規模な火災が発生し、14人が死亡した。
2023年に同市タインスアン区で56人が死亡した火災後、同市人民委員会は45日以内に同市内のミニアパートや下宿の法令遵守状況を総点検するように指示を行った。
同市人民委員会は、「指示を真剣に実行せず、予定された進行を守らず、点検・総点検の対象施設を見逃した場合、各部門の責任者や各級人民委員会の主席が責任を負う」としていた。
しかし、24日に同市コウザイ区で14人が亡くなる火災が発生し、依然として下宿やミニアパートの管理に多くの問題があることが露呈した。
火災現場周辺の下宿やミニアパートは、鉄柵や鋼鉄のフェンスで囲まれ、建物が密集しているため、火災時に危険な状態であるという。
多くの建物が隣接する建物に挟まれ、非常口がない状態となっている。
この状況を受けた地元メディアは、同区人民委員会のブイ・トゥアン・アイン委員長に対し、総点検後に何故多くの問題が残っているのかを質問した。
同委員長によると、同区内の下宿やミニアパートを点検するため、多くの調査団が設立され、点検結果は公安省に報告されている。
同区は同省から点検に関する資料を5日以内に提出するように要請されており、報告がまとまり次第、情報を提供する予定であるという。
しかし、多くの下宿やミニアパートが点検済みであるが、依然として安全基準を満たしていない理由については明確な回答がなかった。
また、国会議員のレ・タイン・ヴァン氏は25日、同市での複数の火災事故を受けて、ミニアパートや下宿の総点検が行われ、報告が提出されたことを明らかにした。
同氏によると、14人が死亡した火災では同区が適切な基準を満たしているかどうかを確認し、基準に適合しない場合は責任を追及する必要がある。
同市人民委員会のチャン・シー・タイン委員長は、下宿の防火対策を強化するための命令を発令し、同区人民委員会は33の作業部隊で同区内すべての下宿を総点検するとともに、短期的な対策を実施するように指示した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。