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ホーチミンの手足口病患者、前年同期比で急増
<写真:dantri.com.vn>
ホーチミン市では2023年と比較して手足口病の患者数が大幅に増加しており、2024年1月〜5月初旬までに患者4471人が医療機関を訪れ、治療を受けた。
同市保健局の統計によれば、患者数は前年同期比で33%増加しており、2018年から2022年の5年間の平均と同等である。
重症患者は40人であり、死亡例は報告されていない。
また、直近の2週間で毎週患者数が急増している。
同市パスツール研究所の報告によると、南部20省全体では患者数が約1万3500人に上り、前年同期比で33%、過去5年間の平均と比較して55%増加した。
南部全体では死亡者1人が報告されている。
同市疾病管理センターの感染因子監視システムでは、現時点で大規模な手足口病の流行を引き起こすことが多いエンテロウイルス71は検出されていない。
同市の保健当局は、常に感染症対策に積極的に取り組み、発生し得る事態に対応可能な態勢を整えている。
感染症の疫学監視や手足口病の病因監視活動が常に継続されて予測データが提供され、2023年から実施されている感染症患者の治療分配シナリオも、引き続き同市内の病院で維持される。
また、保健当局と教育当局は、幼稚園や保育施設での感染症対策に密接に協力している。
現在、ベトナムには手足口病の予防ワクチンが存在しないため、同市保健局は市民とコミュニティに食べ物の清潔、住まいの清潔、手や玩具の清潔からなる「3つの清潔」を推奨している。
手を頻繁に石鹸と流水で洗うことが重要であり、特に食事の準備前や食事前、子どもに食事を与える前、抱きかかえる前、トイレの後、おむつ交換後などに手洗いを徹底する必要がある。
また、子どもが日常的に触れる表面や玩具、学用品、ドアノブ、階段の手すり、机や椅子の表面、床を石鹸や一般的な洗剤で清掃することが推奨される。
飲食の衛生も重要であり、日常生活で使用する水は清潔であることが必要である。
最後に、子どもを病気の人や疑わしい症状のある人と接触させないようにし、疑わしい症状が現れた場合は、直ちに近くの医療機関で診察を受けるようにすることが重要である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。