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ベトナム南部の工場、労働者確保が困難に
<写真:baodongnai.com.vn>
ベトナム南部では多くの製造業者が労働力確保に苦戦している。ホーチミン市雇用サービスセンターのグエン・ヴァン・ハイン・トゥック代表によると、5月には約4万9000の求人があったが、求職者はわずか8500人であった。
同時に、失業給付を受ける登録者は約6万人に上る。
採用ニーズは高いが、人材確保がますます難しくなっている。
最近、21回の就職フェアが開催されたが、企業の採用担当者の数が求職者を上回ることも少なくなかった。
多くの企業が数百人から千人単位の労働者を求めており、年齢制限も40〜45歳まで引き上げているが、十分な人材を確保できていない。
ホーチミン市だけではなく、ドンナイ省やビンズオン省の工場も労働力不足に直面している。特に繊維業や靴製造、木材加工業などの分野では深刻である。
ビンズオン省労働局によれば、2023年初めから3210社以上の企業が生産を拡大し、約4万1000人の労働者を必要としているが、その多くが一般労働者である。
しかし、多くの工場が必要な労働者を確保できておらず、同省労働局は企業を支援するために地方の雇用サービスセンターと連携している。
社会学研究所の所長であるグエン・ドゥク・ロク准教授は、労働者の職業選択には経済の構造変化、新しい仕事の出現、そしてパンデミック禍や大量解雇の影響があると分析する。
多くの労働者は、長期的に工場で働くことの意義を見いだせず、短期的な仕事やフレキシブルな働き方を選択する傾向が強まっているという。
ロク准教授によると、すべての労働者が転職するわけではないが、良好な労働条件を提供する企業に応募する傾向が強い。
ホーチミン市クチ郡にある工場では、労働者が多く集まる地域には送迎バスを提供し、個別に来る場合は現金補助を行い、新入社員のために住居も用意している。
こうした努力の結果、過去2か月で300人以上の労働者を採用することができたという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。