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ベトナムの一人当たりGDP、24年末には4500ドルに到達
<写真:tuoitre.vn>
S&Pグローバル・レーティングはベトナムの信用格付けを長期でBB+、短期でBと評価し、見通しを安定的とした。
また、2024年末までにベトナムの一人当たりGDPが約4500ドル(約70万5400円)に達すると予測している。
同社の評価は世界需要の回復と国内課題の解決を背景に、ベトナム経済が今後12か月間で加速するという見通しに基づいたものである。
同社によると、ベトナム経済は外部需要に大きく依存しており、その需要は徐々に安定してきている。
また、半導体産業の成長サイクルも2024年のベトナムの成長を促進し、同産業の輸出が増加しているとされる。
サービス面では、国境を越えた観光も回復しており、特に中国からの観光客の急増が見られる。
観光総局のデータによると、2024年1月〜5月にベトナムへの観光客総数は前年同期比で165%増加した。
同社は国家予算を中心とした公共投資も今後数年で加速すると予測している。
また、同社は過去の資本プロジェクトの実施遅延がベトナムの公共支出を妨げ、成長支援を減少させたと指摘する。
同社は今後3〜4年でベトナムの実質GDP成長率が長期トレンドの6.5〜7%に回帰すると予想しており、2024年末までにベトナムの一人当たりGDPが約4500ドル(約70万5400円)に達することを予測している。
成長のトレンドは、一人当たり実質GDPの10年間の平均増加率で測定され、約5%であり、同等の収入レベルの他国の平均を大幅に上回っている。
ベトナム経済はますます多様化するとともに、製造業が急成長しており、その大部分が海外直接投資(FDI)によって支えられた状態である。
ベトナムは、若く高学歴で競争力のある労働力を持つ東南アジアのFDIの主要な目的地として評価され、長期的な発展を維持する助けとなっている。
さらに、ベトナムのマクロ経済の安定性と発展した輸出物流ネットワークは、電子機器、携帯電話、繊維などの分野でグローバル企業にとって製造業を魅力的にしている。
同社によると、これらのFDI主導のセグメントが国内活動を促進し、より良い雇用機会と高い賃金が個人消費の成長を後押ししているという。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。