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ビブグルマンに疑問の声、合わない価格と間違えた料理説明
<写真:tuoitre-vn>
ミシュランガイドは2024年版で、ハノイ市とホーチミン市の42店舗をビブグルマンに選出したが、その選定基準や価格について終わらない議論が巻き起こっている。
ミシュランガイドが初めてベトナムに登場した2023年にも、大きな注目を集め、多くの賛否両論が巻き起こった。
2024年もビブグルマンのリストが全体の公式発表前に公開され、再び話題となっている。
料理の味については、個々の嗜好が異なるため議論が尽きないが、ミシュランガイドはあくまで観光客向けの参考資料という側面もある。
しかし、ビブグルマンに関しては、選ばれた店舗の価格についても疑問が呈されている。ビブグルマンは、本来「手頃な価格でおいしい食事を提供する店」を表彰するカテゴリーである。
ミシュランガイドによると、ビブグルマンに選ばれる店舗は「質の高い料理を手頃な価格で提供する」ことが条件となっている。
2024年のリストに対する不満の中には「高すぎる価格に見合わない質」や「おいしいが手頃とは言えない価格」の店が多いという声がある。
ビブグルマンは「質の高い料理を手頃な価格で提供する」店に与えられる称号で、「手頃な価格」とは前菜、メイン、デザートの三品の食事を基準にしている。
各国の物価水準に応じて価格の上限が異なるが、ベトナムでは三品の食事が約40万ドン(約2460円)以内であることが条件であるという。
ネット上では「ベトナムでは一品が平均6万ドン(約370円)以下なので、明らかに基準値がおかしい。地元の人が選択する店が選ばれていない」との疑問の声が寄せられている。
また、ミシュランガイドは、店舗評価の方法や審査員の正体、訪問のタイミングを明かしておらず、このことが公衆の疑念を招いており、店の選考基準や審査員による現地食文化の理解に怪しさが残る。
2024年のホーチミン市のビブグルマンリストが公開された際、多くの人が「コムタム」や「フーティウ」の店が少なすぎると嘆き、有名なバインミーの店もほぼ見当たらないことに不満を漏らした。
さらに驚いたのは、新たにビブグルマンに選ばれた「ブンボー・フエ14B」についての記述であった。
ウェブサイトには「この持ち帰り専門店は、牛肉と牛すじ、魚の切り身をトッピングした麺を専門としている」と紹介されている。
しかし、ブンボーには魚の切り身は入っていない。ブンボー愛好者はショックを受けるとともに「ビブグルマンの審査員は恐らく、食べていないものを評価している」といったコメントを寄せた。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。