飲酒運転の全面禁止、ベトナム国会で可決
＜写真：vietnamnet.vn＞
ベトナムの国会は27日午前、道路交通安全法を可決し、飲酒運転を全面的に禁止する規定を設けた。
法案には国会議員448人のうち357人が賛成票を投じ、新法は2025年1月1日から施行される。
この法律の第9条第2項では、血中または呼気中にアルコール濃度がある状態での交通手段の運転が禁止されている。
さらに、同法は保健省に対して運転者の健康状態の管理、アルコール濃度および内因性アルコール濃度の測定に関する規定を設けることを求めている。
国会常務委員会のレ・タン・トイ国防・安全委員会委員長は法案が採決される前に、多くの意見がこの規定に賛同していると述べた一方で、一部の意見は最低限の基準を設けるべきであると主張していた。
また、他の意見では国会議員に対して2つの選択肢を提示することが提案されていた。
国会常務委員会によると、この規定は新しい内容ではなく、2008年の道路交通法および2019年の酒類規制法の規定を引き継ぎ、道路交通分野において具体化したものである。
第6回会議では、大半の国会議員がこの規定に賛成し、一部の議員が最低限の基準を設定するように提案した。
最終的に全体の75.52%である293人の議員が飲酒運転の全面禁止に賛成し、全体の24.48%である95人が最低限の基準を設けるべきであるとした。
また、8人の議員はその他の意見を表明した。最終的に国会常務委員会は、多数の意見に基づき、この規定を続行するよう提案し、法案の第9条第2項に反映させることを求めた。
保健省に対しては、病気などにより内因性アルコール濃度が上昇する場合の技術的な手順およびエタノールの定量化を規定することが求められている。
これにより、飲酒やアルコールを含む飲料の摂取による血中または呼気中のアルコール濃度を判断する基準が確立される。
2019年の政令第100号により、道路交通および鉄道分野における行政違反の罰則が定められており、アルコール濃度が0を超える運転者には罰則が科される。
最高罰金額は自転車が40万～60万ドン（約2460〜3690円）、バイクが600万～800万ドン（約3万6890〜4万9190円）、車両が3000万～4000万ドン（約18万4470〜24万5960円）で、運転免許証は22～24ヶ月間の停止となる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
