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ベトナムの独身証明書、不要化へ向けた動き

2024年07月24日(水)07時00分 公開
ベトナムの独身証明書、不要化へ向けた動き

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナム司法省は、結婚登録手続きにおいて独身証明書の提出を廃止する提案を発表した。独身証明書は結婚に限らず様々な手続きで求められているが、その煩雑さが指摘されている。

 

2024年6月初旬、ニン氏は車を売却するために独身証明書を取得する必要があり、3か所を回るために3日間と約2000万ドン(約12万3744円)の交通費を費やした。

 

ニン氏は2018年にバクニン省で離婚し、2019年にダクラク省で自動車を購入、2022年にホーチミン市に転居した。

 

車を売却する際に独身証明書の提出を求められ、離婚判決書を提出したが、公証人から離婚後に再婚していないことを証明する書類が必要であると説明された。

 

そのため、ニン氏はホーチミン市からバクニン省、バクニン省からダクラク省、ダクラク省から再びホーチミン市へと移動し、離婚後から車売却時までの独身証明書を取得するために奔走した。

 

現状では、財産の譲渡や銀行融資の申請など、多くの手続きで独身証明書が必要とされている。

 

これは、婚姻状況を確認するためのデータベースにアクセスできるのが戸籍担当者だけであるため、他の機関は独身証明書に依存せざるを得ないからである。

 

2024年2月から、ホーチミン市内の各区役所では、オンラインでの結婚登録申請を受け付ける際、申請者の代わりに婚姻状況を確認するシステムを導入している。

 

例えば、フーニュアン区に住むA氏とタンディン区に住むB氏が結婚登録を申請する場合、申請情報はそれぞれの区に送られ、婚姻状況が確認された後に結婚登録証明書が発行される。

 

ホーチミン市司法局の担当者は「この手続きは、今後他の手続きにおいても独身証明書の提出を不要とするための試験的な取り組みである」と述べている。

 

この新しいシステムが成功すれば、独身証明書の提出を必要としない手続きが増え、手続きの簡素化が進むことが期待される。

 

これは市民の負担軽減と行政効率の向上に寄与する重要な一歩となる。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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