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メトロ3号線「ニョン〜ハノイ駅」高架区間、商業運行の許可を取得
<写真:baogiaothong.vn>
ハノイ都市鉄道プロジェクト管理委員会(MRB)は、8月2日にニョン車両基地にて国家建設検査委員会による現地検査と評価会議が行われ、メトロ3号線「ニョン〜ハノイ駅」プロジェクトの高架区間が商業運行の許可を得たと発表した。
検査会議は、交通運輸副大臣のグエン・ザン・フイ氏と建設副大臣のブイ・スアン・ズン氏が共同で主催した。
MRBによると、プロジェクトの高架区間は設計基準を満たし、品質管理と検査が適切に実施された。また、システム運用試験が技術基準およびプロジェクト契約に従って行われた。防火対策、環境保護、安全システムに関する手続きも完了し、関係当局から承認を受けた。
プロジェクト開始以来、国家検査委員会は21回の現地検査を行い、品質管理、施工記録、検査項目の確認を実施した。2024年初頭から現在までの間に6回の検査が行われた。
検査結果とMRBおよび関係者からの報告を基に、委員会は高架区間の商業運行に必要な条件が整っていると判断した。建設副大臣のブイ・スアン・ズン氏は、委員会を代表して運行開始の許可を発表した。
ハノイ市人民委員会は、委員会の意見を踏まえた上で、運行開始日を決定する。運行前に、施工業者と関係者に対し、全てのシステムと設備の点検を求め、安全性を確認することが義務付けられている。また、高架区間全体の清掃も必要とされている。
ハノイ市人民委員会は、ハノイ鉄道会社(Hanoi Metro)と協力して、運行準備を進める。運行人員の訓練と運行計画に基づく運行準備が完了するまで、引き渡し手続きを行う。
メトロ3号線「ニョン〜ハノイ駅」プロジェクトは全長12.5kmで、8つの高架駅と4つの地下駅がある。
ルートは、ニョンから国道32号線を経由し、カウザイやキムマーを通って最終的にハノイ駅(チャンフンダオ通り)に至る。
このプロジェクトは2009年に着工し、2015年の完成を予定していたが、度重なる遅延により、現在は2027年の完成を目指している。
高架区間の最新の完成期限は政府の指示により7月28日であったが、達成できなかった。
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