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バイク窃盗で逮捕の男、酔って間違えたと無罪を主張
＜写真：thanhnien.vn＞
ベトナム北部、バクニン省にてバイク盗難事件をめぐる裁判が行われ、被告のレ・アイン・ズン（30）は、飲酒による錯誤で他人のバイクを誤って持ち帰ったと主張し、無罪を訴えている。
2023年12月3日午後、ズンは友人とともにティエンズー郡ホアンソン村での宴会に参加し、二次会で一行はカラオケ店に移動した。
深夜11時50分、ズンは店を出た際に、弟が所有するものと似たヤマハのエキサイターを見つけた。
飲酒の影響で自身のものと誤認したが、何度試しても鍵が開かなかったため、最終的にそのバイクを押して持ち帰ろうとした。
約600m先でカラオケ店の客に発見され、ズンは暴行を受けた。その後、バイクの所有者が現場に到着し、ズンは現行犯で逮捕された。
8月14日、ティエンズー郡人民裁判所での審理において、ズンは一貫して無罪を主張した。飲酒により判断力が低下し、バイクを誤って持ち帰ったと陳述している。
ズンは鍵が合わないことに気づき、弟に連絡を試みるも応答がなかったとも証言した。
一方、検察側は、ズンの記憶が明瞭であり、バイクの持ち主でないことを認識していた可能性が高いと指摘している。
鍵が合わない時点で確認や他者への相談をすべきであったとした。さらに、飲酒は免責事由とならないとして、10～12ヶ月の懲役を求刑した。
弁護人であるジャン・ホン・タイン弁護士は、ズンの行動が盗難の典型的な手口とは異なると指摘するとともに、防犯カメラの映像からズンが焦ることなく行動し、電話をかける様子も確認できると述べた。
ズンの経済状況や社会的地位から、盗難の動機は考えにくいと主張し、無罪を求めた。
この事件に関連し、レ・フィ・チュアン被告（33）とガン・バン・ダット被告（32）がズンへの暴行容疑で起訴され、共に執行猶予付きの10～12ヶ月の懲役が求刑されている。
また、弁護側は他の暴行関与者やズンの携帯電話を一時的に保持した女性に対する処分が不十分であると指摘し、追加の捜査を要求した。
裁判所は事件の複雑性を考慮し、判決を8月15日に持ち越すことを決定した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
