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ベトナムの繊維・アパレル、大半が年内の輸出注文を確保
<写真:thanhnien.vn>
ベトナムの繊維産業は2025年第1四半期の輸出契約に向けた交渉が活発に進行している。
ベトナム繊維産業協会(VITAS)のヴ・ドゥック・ザン会長によれば、大半の企業が2024年第3四半期および第4四半期の輸出注文をすでに確保しており、現在は2025年第1四半期の契約に向けた交渉に注力しているという。
税関総局の統計によると、2024年7月の繊維製品の輸出額は37億2000万ドル(約5403億5400万円)で、前月比17.6%増加した。
2024年1月からの7か月間では、輸出額は202億7000万ドル(約2兆9429億1115万円)に達し、前年同期比6.3%の増加を記録している。
主要輸出市場としては、米国が引き続き最大の市場であり、7か月間で89億3000万ドル(約1兆2978億3085万円)の輸出額を記録し、前年同期比5.5%増加した。
また、EU27か国への輸出は28億2000万ドル(約4095億8940万円)で3.5%増加し、日本向けは23億ドル(約3340億6350万円)で6.2%増加、韓国向けは16億3000万ドル(約2367億4935万円)で0.2%増加している。
2024年8月末時点で、繊維業界全体の輸出額は286億ドル(約4兆1557億1700万円)に達し、前年同期比6%の増加を見せた。
ザン会長は2024年全体での輸出額が440億ドル(約6兆3899億4000万円)に達する見通しを示している。
ただし、繊維業界は依然として厳しい状況に直面しており、Vinatexの最高経営責任者であるカオ・フウ・ヒエウ氏によると、2024年の注文価格は低い水準にとどまっている。
世界経済の停滞により、グローバルな購買力が低下し、地域間での価格競争が激化しているためであるという。
しかし、ベトナムの繊維産業は、ODMモデルへの移行や自動化技術の導入により、生産性と競争力を向上させることで、厳しい状況にもかかわらず成長を遂げている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。