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ベトナム人同士で騙しあい、人身売買組織の手口

2024年09月09日(月)07時00分 公開
ベトナム人同士で騙しあい、人身売買組織の手口

<写真:tuoitre.vn>

 

2024年初頭に、ベトナムのハティン省キアイン市では、多くの家族が人身売買組織による詐欺に巻き込まれる事件が発生した。

 

この組織は労働者を高賃金の職を提供すると偽ってタイに送り出し、実際には犯罪組織が活動するラオスの「ゴールデン・トライアングル経済特区」へ送り込んでいた。

 

ベトナム公安当局は、被害者家族からの訴えや被害者自身からの救助要請を受け、捜査を開始した。

 

調査の結果、ハティン省在住のレ・スアン・タイン(35)が人身売買組織のリーダーであることを突き止めた。

 

タインはSNSを利用してタイでの高収入の仕事を装い、2023年11月から2024年4月にかけて、22人のベトナム人をラオスに送り出していた。

 

被害者はラオスに到着すると、パスポートを取り上げられ、厳重な監視下に置かれた。

 

被害者らは強制的に詐欺の手口を学ばされ、他の場所に移送されて詐欺行為を行わされるという過酷な状況に陥った。

 

ハティン省公安はラオスの公安当局と協力し、8月2日にゴールデン・トライアングル経済特区で一斉摘発を実施した。

 

レ・スアン・タインを含む主犯格4人が逮捕され、36人のベトナム人が救出された。

 

また、詐欺活動に関与していた154人が逮捕され、多数のパスポートや詐欺に使用された電子機器が押収されている。

 

この事件はベトナム人がベトナム人を騙すという国際的な詐欺ネットワークの実態を浮き彫りにした。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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