おすすめのプロモーション
台風ヤギの甚大な被害、国際援助物資がハノイに到着
<写真:laodong.vn>
11日18時20分、オーストラリアからの国際援助物資がハノイ市に到着し、被害が深刻なイエンバイ省に輸送された。また、米国も100万ドル(約1億4273万円)の人道支援を発表している。
オーストラリア空軍のC17輸送機がノイバイ国際空港に到着し、個人用衛生用品264セット、調理器具120セット、毛布600枚、住宅修繕用具264セット、寝具600枚、テント用防水シート522枚、蚊帳360枚を届けた。
これらの物資は、洪水によって約2万1000世帯が被害を受けたイエンバイ省に直ちに輸送される予定である。
イエンバイ省の物資受領者は同省人民委員会副主席のブ・ティ・ヒエン・ハイン氏で、引き渡しの場にはオーストラリア大使アンドリュー・ゴレジノウスキ氏も同席した。
農業農村開発省の防災管理局によると、オーストラリアに続き、米国も同日、米国国際開発庁(USAID)を通じて100万ドル(約1億4273万円)の支援を行うことを発表した。
この資金は避難所の提供、飲料水の確保、衛生管理など、食糧以外の救援活動に充てられる予定である。
過去5年間で、USAIDは米国大使館を通じてベトナムに770万ドル(約10億9525万円)の緊急支援および災害対策支援を提供している。
さらに、ASEAN災害管理人道支援調整センター(AHAセンター)からは、家庭用キット2002セットや住宅修繕用具1008セット、個人用衛生用品3031セットなどが提供された。
これらにはバケツ、蚊帳、ロープ、手鋸、シャベル、ハンマー、石鹸、歯ブラシ、シャンプーなどが含まれている。
日本の国際協力機構(JICA)も手動式浄水器40台や多用途プラスチックシート200枚を支援する予定で、これらの物資は9月16日から17日にハノイ市に到着予定である。
防災管理局はUN Womenやサマリタンズ・パース、スイス大使館、フランス大使館、セーブ・ザ・チルドレンなどの団体と緊急支援の協議を進めている。
9月9日には農業農村開発省が各国大使館や国際機関に対し、台風ヤギによる被害状況を報告する会議を開催した。
国連のポーリン・タメシス調整官は、国連機関がベトナム政府の支援に協力し、特に高齢者や子供などの弱者への早急な支援を重点的に行う用意があると述べている。
台風ヤギと風の収束帯の影響により、北部の諸省は深刻な被害を受けており、9月11日13時30分時点で、土砂崩れや鉄砲水により155人が死亡、141人が行方不明となっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。