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ベトナムの多くのカジノ、多額の損失で事業運営に苦戦

2024年09月17日(火)07時00分 公開
ベトナムの多くのカジノ、多額の損失で事業運営に苦戦

<写真:tuoitre.vn>

 

ベトナムにおけるカジノ産業は厳しい経営状況に直面しており、特にクアンニン省最大のカジノを運営するホアン・ザ・インターナショナル(RIC)は、6年連続で赤字が続いている。

 

同社の2024年第2四半期の財務報告によると、上半期の売上は約630億ドン(3億6339万円)で、前年同期比14%増加したが、営業コストが高く、純利益は50億ドン(約2884万円)にとどまった。

 

最終的には、運営コストを差し引いた後に約150億ドン(約8652万円)の赤字を計上し、累積赤字は5630億ドン(約32億4915万円)に達している。

 

RICの経営陣は、顧客基盤の維持や新規顧客の開拓を進めているが、依然として売上がコストをカバーするには至っていないと説明した。

 

新型コロナウイルスのパンデミック以降、国内外の旅行需要が回復しておらず、特に中国からの訪問者が減少したことで、売上が大幅に低下している。

 

一方、ホーチャム・プロジェクトのカジノも長期間にわたり赤字経営が続いている。

 

特に2019年から2021年にかけての赤字は減価償却費によるものであり、キャッシュフローには大きな影響を与えなかったが、経営は依然として厳しい状況にある。

 

さらに、国内唯一のベトナム人向けカジノであるフーコックのコロナ・カジノの経営も悪化している。

 

2024年上半期の財務報告によると、同カジノは税引後損失が3050億ドン(約17億6058万円)に達し、平均して毎月500億ドン(約2億8843万円)以上の損失を計上している。

 

前年同期には8310億ドン(約47億9665万円)の利益を上げていたが、2024年は一転して大幅な赤字となった。

 

カジノ業界全体として、新型コロナウイルス後の観光業の回復が進まない中、経営難が続いており、今後の業績改善には厳しい道のりが予想される。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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