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ワクチン接種で知能が低下? 伝統治療により9歳児が狂犬病で死亡

2024年11月04日(月)07時00分 公開
ワクチン接種で知能が低下? 伝統治療により9歳児が狂犬病で死亡

<写真:tuoitre.vn>

 

10月31日、クアンナム省ディエンバン町で、9歳の男児が犬に噛まれた後、適切な医療を受けずに死亡した事件が報じられた。

 

このケースは、家族が経済的な理由とワクチン接種が知能に影響を与えると信じ、病院ではなく民間の治療師による「狂犬病除去」を選択したことが原因であるとされる。

 

男児の母親、フー・ティ・ゴック・アンさん(31)は、息子が狂犬病に感染したとわかるまでの経緯を語った。

 

男児は9月13日に学校で犬に噛まれた。アンさんは当初、犬が健康で問題はないと思い、医療機関への訪問を躊躇したという。

 

翌日、アンさんは近隣の伝統的治療師を訪れたが、その治療師は既に亡くなっていたため、知人の紹介でダナン市の別の治療師のもとを訪れた。

 

治療師は硬い道具で噛まれた傷をこすり、豆のような小さな物を傷口に貼り付ける方法で「診断」を行った。

 

この方法では、物が傷口にしっかりと付着しない場合は「狂犬病に感染していない」とされるという。

 

この民間療法に費用は5万ドン(約302円)しかかからず、家族は息子の状態に安心して帰宅した。

 

しかし、10月中旬に男児は高熱、嘔吐、嚥下困難の症状を示し、病院で狂犬病の診断が下された後、10月26日に死亡した。

 

この事件を受けて、現地の保健当局は地域住民に対し、狂犬病の危険性と適切な医療措置の重要性を改めて強調した。

 

狂犬病は感染後に症状が出れば致死率は100%であるため、早期のワクチン接種が唯一の予防策であるとされる。

 

伝統療法や民間療法は効果がなく、症状が出た後では治療が不可能であると専門家も警告している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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