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犬に噛まれた夫婦、3か月後に妻が狂犬病で死亡
<写真:tuoitre.vn>
ドンナイ省スアンロク郡で犬に噛まれた後に、狂犬病を発症した女性が死亡するという悲劇的な事件が発生した。
7日にスアンロク郡医療センターは、同郡で狂犬病による死亡例が確認されたことを発表した。
被害者はスアンロク郡スアンフン村の44歳女性、N.T.N.B.さんであった。
報告によると、Bさん家族は5月に子犬を飼い始めた。しかし、同月末に犬が体調を崩したため、Bさんと夫のN.V.T.さん(53)は犬に薬を与えようとした。
その際に2人は手を軽く噛まれたため、民間の診療所で傷の処置を受けたが、狂犬病予防のための血清は接種しなかった。
子犬は2人に噛みついた5日後に死亡した。
犬に噛まれてから3か月後の8月29日にBさんは発熱し、同日に水や風を恐れる症状や頭痛、倦怠感を訴え、スアンロク郡医療センターを訪れた。
その後、ホーチミン市の熱帯病病院に転院され、狂犬病ウイルスに感染していることが確認された。
翌30日夜にBさんは死亡した。
一方、夫のTさんはBさんの死後に狂犬病の血清を接種しようとスアンロク郡医療センターを訪れたが、同センターでは血清が不足しており、上級医療機関への案内を受けた。
疫学調査では感染源の特定には至っていないが、Bさんの住む地域には23匹の犬が飼われており、大半が狂犬病ワクチンを接種していなかった。
保健当局は感染拡大を防ぐため、周辺地域で消毒を実施し、犬や猫に噛まれた場合は速やかに狂犬病ワクチンを接種するように住民に呼びかけている。
この事例を受け、スアンロク郡人民委員会は、狂犬病予防のための緊急対策を指示する公文書を発行した。
特に狂犬病が発生したスアンフン村では、犬や猫の飼育状況を監視し、発症の兆候がある場合は速やかに報告するように求めている。
また、2024年における予防接種の実施状況を確認し、全ての犬猫に対してワクチン接種を徹底する方針を示した。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。