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ハノイで野良犬が人間を襲撃、3人が狂犬病に感染
<写真:dantri.com.vn>
ハノイ市ソクソン郡において、狂犬病に感染した犬が3人を咬む事件が発生した。同地域では、ヒエンニン街区とミンフー街区の2つの村に関連する狂犬病の発生が報告されている。
感染した犬は、約15kgの犬で、犬種は未特定であるという。
事件は7月25日午前9時30分から11時の間に始まり、犬はミンフー街区のラムチュオン村に現れ、4家族の犬13匹と猫に接触し、さらに1人に咬み付いた。
その後、同日11時から12時の間にヒエンニン街区のニンモン村に移動し、観光客1人と警備員1人が襲われた。
犬はその場で殺処分され、検査の結果、狂犬病ウイルス陽性であることが確認された。
地元当局は、感染が確認された3人に対して傷の処置と狂犬病ワクチン接種を実施し、地域住民に対しては犬や猫を飼う際には必ず鎖でつなぎ、放し飼いを避けるように指示を出した。
また、狂犬病に感染した犬と接触した13匹の犬猫もすべて処分された。
ハノイ市疾病センターの調査団は、地元の医療機関と協力して狂犬病の拡大を監視し、感染の疑いがある動物の早期発見を呼びかけている。
ベトナム保健省の統計によれば、2023年の同時期と比較して45%増の56人が狂犬病で死亡しており、特にビントゥアン省、ダクラク省、ザライ省、ゲアン省、ベンチェ省、タイニン省での発生が目立っている。
狂犬病には治療法がなく、発症すれば致死率は100%であるため、年に一度の予防接種と早期のワクチン接種が最も効果的な対策とされている。
狂犬病は特に5月から8月の暑い季節に多発しやすく、人間の症状としては水を恐れ、水に触れるのを嫌がり、痙攣や麻痺、最終的には死に至る場合が多い。
犬や猫に咬まれた場合、特に傷口が小さくても石鹸と流水で10〜15分間洗浄することが推奨されている。
また、大きな傷の場合は直ちに医療機関での治療を受けることが重要である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。