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ベトナム産WEBブラウザCốc Cốc、Google等に並ぶ人気
<写真:tuoitre.vn>
最新の市場調査によると、ベトナムのウェブブラウザ「Cốc Cốc」は、Google ChromeやApple Safariと肩を並べる競争力を持つと評価されている。
Decision Labによる2024年第3四半期の「The Connected Consumer」報告によれば、Cốc Cốcは国内のPCユーザーにおいて59%のシェアを持ち、Google Chromeに次ぐ第2位を占めており、これは他の多くのブラウザを大きく上回る結果である。
モバイル市場でも、Cốc Cốcは21%のシェアを保持し、Chrome(75%)とSafari(30%)に次ぐ地位を確立している。
同報告は、Cốc Cốcを「国内で開発されたウェブブラウザとして顕著な成長を見せ、PCおよびモバイル両プラットフォームで強力な競争相手として浮上している」と評価した。
ユーザーのフィードバックからは、PCユーザーの56%が動画ダウンロード機能を高く評価し、51%が安全なウェブ閲覧、45%が広告ブロック機能を支持していることが分かる。
モバイルにおいても、広告ブロック機能は58%、安全なウェブ閲覧は56%の支持を得ており、51%はマルチメディアツールバーを好むことが明らかになっている。
また、報告はユーザーが1つのブラウザに固執せず、平均して2つのブラウザをPCやモバイルで利用していると指摘する。
Google Chromeは64%のPCユーザーと62%のモバイルユーザーから支持され、最も人気のあるブラウザとして君臨しているが、Cốc CốcはPCで23%、モバイルで9%のユーザーを保持し、第2位および第3位に位置している。
特筆すべきは、Cốc Cốcの顧客推奨度(Net Promoter Score: NPS)がPCで53と、Chromeに次ぐ第2位であり、モバイルでは66で最高値を示した点である。
このスコアは、利用者が製品やサービスを他者に推奨する意欲を示すもので、Cốc Cốcのユーザーとの強固な信頼関係を示している。
Decision Labはこの結果について「NPSスコアはCốc Cốcの高いユーザーエンゲージメントと市場での信頼性を裏付けるものである」と述べている。
Decision LabのCEOであるトゥー・クイスト・トマセン氏は「Cốc Cốcはユーザー中心の機能を迅速に導入し、グローバル競合との差を縮めている。特に技術に精通した若年層の関心を引き付けるポテンシャルを示している」とコメントした。
さらに、世代別のデータでは、Z世代がCốc Cốcをより好む傾向が明らかになっている。
Z世代の57%がPCでGoogle Chromeを使用しているのに対し、Cốc Cốcの利用率は27%に達しており、X世代(20%)やY世代(22%)を上回った。
モバイルでは、Z世代の17%がCốc Cốcを選択し、X世代(6%)、Y世代(8%)と比較して高い数字を示している。
「The Connected Consumer」はDecision Labが毎四半期実施する調査で、消費者のオンライン活動、ソーシャルメディア利用、エンターテインメントなどの分析を行っている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。