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給料は関係ない? Z世代が退職を決意する理由

2024年07月19日(金)07時00分 公開
給料は関係ない? Z世代が退職を決意する理由

<写真:tuoitre>

 

ベトナムでは高給であっても、Z世代の多くが職場環境の改善を求めて退職を決意するケースが増加している。働く喜びを感じられない職場よりも、満足度の高い労働環境を優先しているという。

 

高給はZ世代にとって最重要ではない。ホーチミン市の不動産会社でマーケティング担当として働くミンさん(22)は現在の職場環境について「同僚は親切で、給与や福利厚生も充実している」と語る。

 

ミンさんが以前働いていた職場では、同僚とのトラブルや頻繁な残業がストレスとなり、給与以外に満足することがなかったため、退職を決意したという。

 

現在の職場では前職と同等のポジションでありながら給与は低いが、ミンさんは満足している。

 

リモートワーク勤務のチャンさん(23)は、職場の有害な環境とは無縁であるが、同僚とのつながりを感じられずに孤独感を抱いていた。

 

そのため、チャンさんは通勤が容易な新しい仕事を探し、退職を決意した。

 

現在はホーチミン市内の外資系企業で働いており、新しい職場について「オープンで楽しい環境であり、先輩からのサポートも充実している」と語る。

 

チャンさんは「現在の給与は生活を支えるには十分で、優先すべきは有意義な人間関係である」と強調している。

 

一方で、認められることや昇進の機会を求めて転職を決意する若者も多い。トゥードゥック市在住のトゥックさん(25)は、6月に新しい機会を求めて退職した。

 

トゥックさんは以前、ドンナイ省ビエンホア市の企業でソーシャルメディアコンテンツ担当として月収1800万ドン(約11万670円)を得ていた。

 

しかし、その収入を得るためには全てのソーシャルメディアプラットフォームを1人で管理しなければならず、繁忙期には徹夜で仕事をすることも多かったという。

 

新しい職場では試用期間中の給与が月収1200万ドン(約7万3780円)と減少したが、トゥックさんは「重要なのは新しい仕事がストレスを感じさせないこと」と満足している。

 

多国籍企業でのキャリアは将来的に昇進の機会が広がり、給与も上昇する見込みであるという。

 

Z世代にとって、職場での喜びや人間関係の質は、高給以上に重要な要素となっており、この労働価値観の変化は、企業にも新たな対応が求められることを示している。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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