おすすめのプロモーション
老朽化した1975年以前の鉄橋、ホーチミンで順次置き換えへ
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市内には約1123の橋が存在するが、その中で1975年以前に建設された17の鉄橋について、老朽化が問題となっており、安全な交通と都市インフラの発展を目的に順次改修や新設が進められている。
ホーチミン市交通運輸局によると、市内の17の鉄橋には1区のモン橋や4区の第1タントゥアン橋、6区のフーディン橋、7区のフオックロン橋、ビンタイン区の第1ビンチュー橋、トゥードゥック市のラックチェック旧橋などが含まれる。
これらの橋は都市の発展と歴史に密接に結びついている象徴的な構造物であるが、50年以上経過したことで多くが老朽化し、安全性や交通渋滞の問題が顕在化している。
特に、幅が平均約3mと狭く、歩行者用の通路がないため、交通量の増加に対応不可の状態となっている。
過去にはタインダー運河橋とラックチェック橋、ロンキエン橋、フーロン橋が新しい橋に置き換えられた。
現在、ラックディア橋とフオックロン橋が建設中であり、さらにラックカット橋、ラックトム橋、ラックゾイ橋の新設計画が進められている。
また、交通渋滞のボトルネックとなる交差点の解消を目的に、トゥードゥック交差点やランチャーカーのロータリーなどに新たに10本の高架橋が建設された。
ホーチミン市では鉄橋の管理責任者が、年次点検を通じて定期的に保守・修理を行い、橋の耐荷能力や運用状況を評価している。
不安全な状態が確認された場合は直ちに通行を停止し、バリケードや警告を設置するとともに、代替ルートを提供するなどの措置を講じているという。
現状では多くの鉄橋が老朽化により車両通行時に振動が発生し、異音を伴うことが報告されている。
また、一部の橋では部材が破損し、錆びついた箇所も多い。
これらの橋梁の置き換えは、都市の安全性と利便性向上に向けた重要な一歩であり、引き続き迅速な対応が求められる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。