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宝くじを紛失した孫娘を虐待、熱湯により重度の火傷
<写真:tuoitre.vn>
ベトナム南部キエンザン省のハティエン市にて、育ての母親による虐待事件が発覚した。
少女H(12)が宝くじ販売中に紛失を繰り返したことを理由に、グエン・ティ・フオン容疑者(52)が熱湯を浴びせ、右肩から腕にかけて深刻な火傷を負わせた。
ハティエン市警察のチン・ティエン・ナム副署長は27日、同市の警察がフオン容疑者を他者への虐待の容疑で緊急逮捕したことを発表した。
フオン容疑者は11月初旬からハティエン市のビンサン地区に居住し、孫娘にあたるHとB(7)を連れ、宝くじ販売を生業としていた。
フオン容疑者はHが宝くじを紛失するたびに暴力を振るっていたと供述している。Hが再び宝くじを紛失したことを理由に、21日に熱湯を浴びせたことを認めた。
ハティエン市警察は、現在Hの傷が回復し次第、障害の程度を鑑定するとしている。また、Bについては、地域の支援を受けて学校に復学する準備が進められている。
少女らはフオン容疑者の元パートナーであるトゥアン氏の孫にあたる。2人は同居していたが既に別離している。
トゥアン氏は孫たちへの生活費を毎月送金しており、HとBはフオン容疑者を「育ての母」と呼んでいた。
事件発覚後のハティエン市内では児童虐待への怒りの声が広がり、被害少女の火傷の画像がソーシャルメディア上で注目を集めた。
これを受け、警察は即座に調査を開始し、被害者2人をキエンザン省の社会福祉施設へ保護した。
ハティエン市警察のナム副署長は「今回の事件を契機に、虐待を防ぐための地域監視を強化する」と述べている。
ベトナムでは児童虐待が社会問題となるケースが相次いでおり、法的措置の強化が求められている。
今回の事件は地域社会と政府機関が連携して子どもの安全を確保する重要性を改めて浮き彫りにした。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。