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韓国人観光客による空き巣事件、3人に懲役の実刑判決
<写真:plo.vn>
ベトナム南部のドンナイ省にて、観光目的で入国した3人の韓国人が住居に侵入し、金庫を破壊して財産を盗取した事件で、同省裁判所は懲役の実刑判決を言い渡した。
被告はキム・チョル(59)とイ・ヒョソン(51)、キム・ドンワン(65)の3人で、いずれも韓国籍であった。
3人は2023年11月3日にベトナムへ観光目的で入国し、ホーチミン市でレンタカーを借りて移動していた。
その後、資金不足を理由に住居侵入による窃盗を計画し、バールとドライバー、ノコギリ、折りたたみ梯子を購入して犯行に至った。
同年12月4日未明、3人はドンナイ省ビエンホア市ヒエップホア街区にあるホン氏の家を標的に選定した。
イ・ヒョソンが車両を運転し、キム・チョルが見張り役、キム・ドンワンとイ・ヒョソンが梯子で壁を越えて敷地内に侵入したという。
窓をドライバーでこじ開けた後に、家内の金庫から約3億1000万ドン(約187万8600円)を盗み出した。
その後、ホーチミン市に戻る途中で工具や外衣を廃棄するなど証拠隠滅を図ったが、翌日にはドンナイ省警察によって全員が逮捕され、盗まれた財産は無事回収された。
ドンナイ省人民裁判所は26日の初審において、キム・チョルに懲役9年、イ・ヒョソンに懲役8年、キム・ドンワンに懲役7年6カ月が言い渡された。
また、全員が服役終了後の国外退去を命じられている。
キム・チョルは韓国で3度の懲役刑を受けており、窃盗、暴行、薬物関連犯罪に関与していた。キム・ドンワンも窃盗で2度の服役経験がある。
今回の犯行は被告らの過去の犯罪経歴を踏まえ、計画的なものであると見なされ、厳罰が科された。
本事件は外国人による計画的な窃盗として、ベトナム国内で注目を集めた。
司法当局はこのような犯罪行為が観光目的での入国を悪用して行われたことを深刻に受け止めており、入国管理や治安対策の強化が求められている。
ベトナム政府は国際的な観光地としての信頼を守るため、法の厳格な運用と防犯対策の向上に努める方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。