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外国人運転手が謝罪の握手、ホーチミンでの交通トラブル
<写真:tuoitre.vn>
19日、ホーチミン市ビンタイン区で発生した交通接触事故に関して、当事者であるノルウェー国籍の男性と配車サービスのドライバーが警察署で再会し、謝罪の握手を交わして和解に至った。
事件は14日午前9時13分頃、トゥードゥック市に居住するノルウェー国籍のトム・H.N氏(53)がビンタイン区ディエンビエンフー通りをバイクで走行中に発生した。
N氏は進路変更時に安全確認を怠り、タンビン区在住の配車サービスドライバーN.V.T氏(34)のバイクに接触した。
T氏のバイクには女性乗客が同乗しており、この衝突により双方のバイクが転倒してしまった。
衝突後、N氏は現場をそのまま離れ、T氏も警察への届け出を行わなかった。
しかし、この出来事が記録された車載カメラの映像がSNSに投稿され、事態は広く注目を集めた。
警察の調査では、事故の発端として、T氏が道路工事を避けるため進路変更を行った際に、N氏のバイクと接触しそうになったことが確認された。
このとき、T氏がN氏に対して侮辱的な発言をしたことで、N氏が感情的になり、後の接触事故に至ったという。
19日朝、ホーチミン市警察交通部(PC08)は出入国管理局およびビンタイン区警察と連携し、当事者双方を警察署に招集した。
交通警察が事実関係を説明した結果、T氏は自身の不適切な発言を認めてN氏に謝罪し、N氏も進路変更時の不注意を謝罪した。
その後、両者は握手を交わし、和解に至った。
PC08は今回の件を受け、交通参加者に対し、進路変更時の注意や冷静な対応の重要性を改めて呼びかけた。
事故発生時には感情的な行動を控え、文化的で思いやりある対応を取るように強調している。
今回のような事件を繰り返さないためにも、交通マナー向上への取り組みが求められている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。