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家族5人をシアン化物で毒殺、警察が再現捜査を実施
<写真:thanhnien.vn>
ドンナイ省ニョンチャック郡で発生した家族5人毒殺事件に関して、警察は12月31日に現場での再現捜査を実施した。
この事件は同居家族に対するシアン化物を用いた連続毒殺という凶悪犯罪で、容疑者のグエン・ティ・ホン・ビック(38)は全面的に犯行を認めている。
事件は2023年10月から2024年5月にかけて発生したもので、全国的な注目を集めている。
ビックの父、夫、子供、そして2人の甥の計5人が相次いで死亡した。
被害者たちの死因は心停止や不整脈に関連するものとされていたが、死亡直前には嘔吐や頭痛、めまいなどの症状を訴えていた。
2024年6月22日、最後の被害者となった甥の1人であるN.H.B.Tさんが同様の症状を示し病院に搬送された際に、体内からシアン化物が検出された。
この結果を受け、家族内で毒殺の可能性が浮上し、親族が警察に告発状を提出した。捜査の結果、ビックが犯行を認めたことで事件の全貌が明らかになった。
ビックは警察の取り調べに対し、2022年にシアン化物を購入し寝室に保管していたことを供述している。
犯行の動機については、家族との同居生活で生じた深刻な人間関係のトラブルが原因であったという。
今回の再現捜査はビックが犯行を行った実家で実施され、警察と検察当局が立ち会い、供述を基に事件の詳細な経緯が再現された。
再現捜査の結果は今後の捜査および裁判において重要な証拠となる見込みである。
警察はビックを殺人罪で正式に立件し、勾留手続きに入った。現在、司法当局は事件のさらなる背景を解明する方針を示しており、裁判に向けた証拠収集を進めている。
警察は今回のような悲劇を防ぐため、家族間の問題に関する早期の相談体制の強化や、地域社会全体での支援体制構築を進める必要があるとの見解を示している。
ドンナイ省全体を震撼させたこの事件は家庭内問題が引き起こす犯罪の深刻さを社会に再認識させるものとなった。
捜査当局は正義の実現と被害者家族への支援を最優先に取り組む意向である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。