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化学物質取締で31人を起訴、シアン化物9.7トンを押収
<写真:tuoitre.vn>
ホーチミン市警察は化学物質の違法取引に対する総点検を実施し、31人を起訴するとともに、9.7トン以上のシアン化物を押収した。
同市警察は2カ月にわたって違法取引の摘発を進め、市内および他省で流通していた313.5kgのシアン化物も回収している。
同市警察によると、シアン化物のような有毒物質の取引管理には未だに多くの問題が残っている。
シアン化物の不法売買が殺人や自殺、窃盗などに悪用されていることを受け、同市警察は対策計画を立案し、9月上旬に取り締まりを開始した。
これまでに5件の事件で17人を起訴し、9.4トンのシアン化物、315kgの硫酸、105kgの塩酸などを押収している。
さらに、ホーチミン市警察は全国11省市にわたるシアン化物の消費ルートを追跡し、違法に取引されたシアン化物318kgを押収した。
9月25日に同市警察は金属加工や化学物質の集積地であるキムビエン市場周辺の企業や個人商店7カ所を一斉に検査した。
これにより、5区の企業と商店で違法なシアン化物の取引を確認し、2件の事件で4人を起訴している。
その後、10月4日には14カ所の化学物質と食品添加物の販売店を点検し、7カ所で不明な原産地の添加物が発見された。
また、同月17日にはタインフントゥアン街区での企業の検査で、許可を超えるシアン化物の取引が確認され、11人が起訴された。
ホーチミン市警察はハノイ市とバクニン省、カントー市、ドンタップ省、ベンチェ省、アンザン省、カインホア省、フーイエン省、ビンズオン省、ドンナイ省、ロンアン省の警察と協力し、43カ所を急襲して捜索を行った。
結果として、違法なシアン化物取引による135kgを押収し、他省市からの供給ルートも摘発した。
ホーチミン市警察は今後も取り締まりを強化し、国内の消費ルート全体を追跡していく方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。