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シアン化合物2.5トンを違法販売、ホーチミンで組織を摘発
<写真:dantri.com.vn>
ホーチミン市警察は違法なシアン化合物の販売に関与していた組織を摘発し、その過程で16人が自殺目的で購入していたことが明らかになった。
これに関連して、2人の容疑者が逮捕されており、事件の詳細が次第に解明されつつある。
ホーチミン市警察の発表によると、事件をビンタイン区警察が摘発し、グエン・ドゥック・タイン・フイ容疑者(35)とゴ・ティ・ニュー・フエ容疑者(39)が関与していたことが明らかになった。
両容疑者は毒物の違法販売の罪で起訴されている。
フイは「ホアチャット・ナムフォン」や「ホアチャット・シマ」といった名前のSNSアカウントを使用し、シアン化合物を広告・販売していた。
警察がフイを逮捕した際には、自宅から1kgのシアン化合物が発見された。フイは2023年3月から逮捕されるまでに、100kg以上のシアン化合物を全国の顧客に販売していた。
フイにシアン化合物を供給していたのは、ナムフォン化学有限会社の営業部長であるゴ・ティ・ニュー・フエである。
フエは会社の業務管理の不備を悪用し、虚偽の取引契約を作成してシアン化合物を不正に外部へ流出させ、複数の地方において販売していた。
フエは2019年以降、2.5トン以上のシアン化合物を11人の顧客に売却し、総額3億7300万ドン(約217万900円)を不正に得ていたという。
違法に流通したシアン化合物の大部分は、鉱業や金属加工に使用されていたが、注目すべきは16人が自殺をするために購入していたことである。
そのうち、2人は家族の介入で救命され、残り14人は自殺を断念し、購入した毒物を破棄していた。
ホーチミン市警察は現在も捜査を拡大しており、今後も違法な化学物質取引の取り締まりを強化し、企業や関係機関の管理不備に対する是正措置を進める方針である。
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